前回記事では、転職に伴う転居の流れや留意点を紹介しました。
今回は転居の際の物件選びについて具体的に紹介します。
転職や就職で物件を検討中の方は必見です!
◇ 一人暮らしで初期費用を抑えるには
○ 転居の多い繁忙期を避ける
○ 賃貸初期費用で仲介手数料は概ね必須
○ 敷金礼金は変動する
◇ 割安賃貸探しならワンルームか1dk
○ アパートもマンションも幅広く検索
○ suumo賃貸web検索で間取り写真を確認
○ 内見で許容できる広さか確認しよう
◇ 賃貸の初期費用の注意点
○ 鍵交換代
○ クリーニング代
○ 火災保険料
一人暮らしで初期費用を抑えるには
○ 転居の多い繁忙期を避ける
転居の多い時期は、賃貸物件の需要が上がりがち。家賃なども家主側が有利な価格設定になりがちです。
転居が多い時期は二月か三月です。大学受験が終わっての進学、新卒での入社に伴う引っ越しなど、このシーズンに賃貸物件の需要は大きく上がります。
逆にいえば、転居時期を調節できるならこの時期は避けるのがベストかもしれません。そうすれば、空き物件を埋めたい家主のディスカウント価格で申し込みできるかもしれません。
○ 賃貸初期費用で仲介手数料は概ね必須
賃貸初期費用には様々な項目があります。なかでも仲介手数料はなかなか削りにくい存在かもしれません。
賃貸物件を斡旋してくれる不動産屋さんの儲けは、仲介手数料になります。家主への取り次ぎ方が分からないとすると、この費用は削り難いものになります。
初期費用を算定するときは、仲介手数料を組み込んだ額であらかじめ計算すると良いでしょう。
○ 敷金礼金は変動する
削り難い仲介手数料と違って、敷金や礼金は物件ごとに変動幅があります。
物件オーナーからすると、空き部屋を埋めて収入を最大化することが目標にひとつになります。そのため礼金や敷金を削ることで、借主候補の初期費用の見立てを低く見積もれるよう努力します。
なお敷金礼金なしのゼロゼロ物件なるものもあります。その場合は初期費用は抑えられます。ただし敷引きがないぶん、必ず退去時に原状回復費用が発生するので、賃貸契約書などもよく読んでから申し込みましょう。
割安賃貸探しならワンルームか1dk
○ アパートもマンションも幅広く検索
割安物件を探すならアパートからマンションまで幅広く探しましょう。
単身ならワンルームや1dkでも十分暮らせます。『間取りこだわらずに住居費を安くあげたい。』といった方ならオススメです。
初期費用もさることながら、月々の固定費で出ていく家賃を抑えるならワンルームから探してみましょう。
○ suumo賃貸web検索で間取り写真を確認
suumoなど大手不動産会社だと、たいてい賃貸情報をインターネットで提供してくれています。
検索条件も豊富で『家賃○○以下』『地図から探す』『駐車場有り無し』など、自身が望む情報をある程度提供してくれます。
また気になる物件の間取り、物件内や物件周辺の写真を公開してくれているところがほとんどです。これら写真である程度の雰囲気はつかめます。
転職を思い立ったら、転居前のweb検索でちょこちょこ物件探しを始めておくのをオススメします。
○ 内見で許容できる広さか確認しよう
web検索で賃貸物件候補が見つかれば、次にするのは不動産屋への内見依頼。
実際に内見依頼してみると分かりますが、良さげな物件は公開しているにもかかわらず決まってしまっていることもあります。物件情報の更新頻度もあるので、そういうときは仕方ありません。
晴れて内見可能な物件が見つかれば、アポイントを取って実際に見に行きましょう。ワンルームだと人によっては狭さを感じます。内見では許容しうる広さか、気になる人はクローゼットやベランダの有無も確認しましょう。
また周辺の駐輪スペース、ゴミ出し場も確認しておきましょう。荒れ具合で治安もなんとなく分かります。
賃貸の初期費用の注意点
○ 鍵交換代
さて賃貸物件の初期費用には、上記で紹介した『仲介手数料』『敷金や礼金』のほかに発生する費用があります。
ひとつは『鍵交換代』。前の入居者が使っていた鍵穴のシリンダーと交換するのにかかる費用です。自身が経験した転居では、借主である自身が負担する場面が多かったように思います。
防犯のために仕方ないですが、初期費用として鍵交換代が組み込まれることがあることを覚えておきましょう。
○ クリーニング代
次に紹介するのが『クリーニング代』。
疑問として『前の入居者が引き払った後に美装入ってるのになぜ』というのがあります。自身は初期費用としてクリーニング代を払った経験がありますが、不動産会社の説明だと『退去時の前払い』とのことでした。
その物件は敷金ゼロだったので、そういわれればやむなしと契約しました。どちらにせよ退去時の原状回復費用はかかるので、こういった初期費用が発生する可能性も頭に入れておきましょう。
○ 火災保険料
最後に紹介するのが『火災保険料』。これも借主負担として、自身も転居毎に支払った経験があります。
火災保険には入居者の家財を守る『家財保険』、大家さんに対する『借家人賠償責任保険』などの種類があるようです。
火災保険加入の際には、どういった保険適用があるのかもしっかり確認しましょう。
転職転居に伴う物件探しや初期費用。正しく理解して新生活をスタートさせよう。