転職活動は在職中から。転職エージェントも上手に利用。

転職を考えたなら在職中から転職活動を始めるのがベターです。

今日の記事ではゆとりある難しくない転職活動を展開するための方法について詳しく解説していきます。

 目次

転職活動は在職中から始める

まずは就業規則を読む

円滑な転職にするためには、在職中から転職活動を展開しましょう。在職中の転職活動としてまずすべきこと。それは『在職中の会社の就業規則を読む』ことです。

そして就業規則での確認項目は『退職予告期間』についてです。転職を決めたら、必ず在職中の会社へ退職願など退職の意志表示をしなければなりません。その際、就業規則に『退職に際しては一か月前に報告すること』などの定めがあれば、基本的にはそれに準ずる退職方法を取ることになります。

退職予告期間について、優先されるのは労働基準法になりますが、円満に退職するためには就業規則を確認しておくことをオススメします。

在職中から自己分析

就業規則の確認と合わせて、転職に必要な自己分析も合わせて実施しておきましょう。

ここでいう自己分析とは、自身の職種や経験年数などを元に、達成可能な年収や転職先について調べておくことを指します。転職にたくさんの希望を盛り込むのは構いませんが、転職市場における自身の価値を客観的に調べておかないとマッチングに至りません。

自身の客観的価値を知るためには、転職サイトや転職エージェントを利用してみるのもオススメです。

転職計画を練ろう

具体的に応募したい企業、業界、職種が決まれば、転職計画を練っていきます。

たとえば一か月後に退職予定であれば、一か月後から就業可能な企業へエントリーしていきます。有給消化と合わせて、面談日程などを組んでいきましょう。

少し余裕があれば併願するなど複数応募して、自身を一番高く買ってくれる企業を探してみるのもよいでしょう。後悔しない転職とするためにも、より具体的な転職計画を練りましょう。

在職中の具体的な転職活動

転職応募書類作成

応募先が選定できたら、まずすべきことは転職応募書類を作成することです。

履歴書や職務経歴書の作成はもちろん、投函や持参のために封筒も用意しておきましょう。応募する段階であたふたすることがないよう、あらかじめ応募書類を揃えておくことが大切です。

応募書類作成時間の短縮のコツは、履歴書や職務経歴書のひな型をあらかじめ作成しておくことです。そして応募先により、必要な部分だけ更新してから印刷することで作成時間の短縮となります。

web履歴書などを利用するにせよ、転職応募書類の作成は必須。事前に準備をしておきましょう。

転職エージェント経由で応募

在職中からの転職活動でオススメなのは、転職エージェントを利用することです。

在職中の転職活動で難しいのが、面談日程の管理です。面談のために、応募先企業で受け付け可能な時間と自身の空き時間を確認し、アポイントメントを取るのは割とたいへんです。

その点、転職エージェントを使えば面談日程の調節を依頼することができます。在職中の空き時間を上手に利用して面談をこなしていくためには、エージェントへ仲介してもらうのがベターです。

退社後や公休日に面談

在職中、面談日程として有効に使えるのは退社後の時間や公休日になります。

ここで『有給消化中に決めれば良いのでは』という疑問が出てくるかもしれません。人によっては『良い応募先があれば転職したい』という方も一定数います。そういう方が退職予告をせずに面談日程を組んでいくためには、退社後の時間や公休日を利用していくことになります。

なお、転職先を決めてから退職予告をする際、円滑にことを運ぶには前述した通りに就業規則に準ずることです。また引継ぎを想定した資料作りをしておくことも、有給消化取得のためには大切かもしれません。

転職を成功させるには、スキマ時間の有効利用や事前準備を怠らないようにしましょう。

在職中に内定をもらえたら

転職するか否かを決める

さて、応募そして入社試験や面談を終えて内定をもらえたら、待遇を最終確認した上で転職するか否かの判断を求められます。

応募前にあらかじめ待遇の概要は伝えられていると思います。でも手当の内容や一年目の賞与設定などの関係で、自身の想定年収とギャップが存在することがあります。

そういった聞きにくいことも、転職エージェントを利用して情報を取得しましょう。自身が雇用条件に納得できれば労働条件承諾書へのサインするようにしましょう。

転職を決めたら退職願を書く

あらかじめ退職予告をしている方は関係ありませんが、転職を決めてから退職予告をする方は、在職中の企業に迷惑がかからないよう早急に退職願を書きましょう。

その際、就業規則などで退職願の書式などあれば、それ準ずる形で退職願を作成しましょう。

書式設定がなければ、一般的な文面での退職願で構いません。退職願のテンプレートなどをうまく利用して作成しましょう。

上司へ退職願を提出

少しエネルギーを要する作業ですが、避けられないのが上司への退職願の提出です。

退職願の提出先ですが、基本的には所属部署の主任や課長など直近の上司が妥当です。自身の役職なども加味しつつ判断しましょう。

なお退職願の提出となると、少し一目が気になる方もいるかもしれません。そういう方は上司に話しかけやすい時間など見つけておく、もしくは社内メールでアポイントを取っておきましょう。

退職を円滑に運ぶためにも、ふだんから上司と円満な関係を築いておくことも大切ですね。