面接質問対策のために志望動機を考える。

面接質問対策で就活や転職を円滑に進める方法を解説。

志望動機は準備することで、採用される確率が違ってきます。

そんな就活や転職活動で必須の面接対策。今回は志望動機に焦点を当てて、例文や作成方法まで紹介します。

なぜ就活転職で面接対策が必要か

○ 自身の魅力を適切に伝えるため

志望する仕事に就くために、限られた日程や時間内で自身の魅力を適切に伝えるためには、面接対策は必要です。

人はそれぞれ個性的な魅力を必ず持っています。人生を振り返ってみて、程度の差はあれ何かしら褒められたことはあるはず。

そういった客観的に褒められた長所を言葉にするには少し時間を要します。そして面接の場面で、適切に自身の魅力を伝えようとするなら文の型も作らなければなりません。

志望動機例文を後述しますが、面接では自身の長所をいろんなところに盛り込んで、伝えていく必要があります。

○ 応募先の業界について学ぶため

面接対策が必要な理由のひとつに、応募先の業界について学ぶためといったことが挙げられます。

面接で志望動機を述べるには、志望先が業界でどんな強みやシェアを有しているか、そしてその志望先のどんな部分に魅力を感じたかを述べる必要があります。

そのためには応募先の業界について学ぶ必要があります。また応募先を学ぶこと自体が、就活や転職の幅を広げてくれるメリットもあります。

応募先についてしっかり業界研究を行い、面接でしっかりと志望した理由を述べられるよう準備しましょう。

○ 自信を持って面接本番に挑むため

さて最後の面接対策の理由ですが、それはズバリ自身を持って面接本番に挑むためといっても過言ではありません。

どれだけ転職活動や就活に慣れようとも、面接本番はやはり緊張します。そんなとき自分を支えてくれるのは、しっかり対策してきたという自信になります。

自信をつけるためには、志望動機を声に出して反復練習するなど少し準備も必要です。面接本番をスムースに進めていくためにも、しっかりと準備して自信を持って挑みましょう。

新卒就活でも使える志望動機例文

○ 目標は30秒から一分程度で話せる程度

志望動機例文を用いて面接用志望動機を考える前に、本番の面接で志望動機を語る時間はどれくらいもらえるものなのかを考えておきましょう。

自身は大学での新卒就活、転職活動など様々挑んできましたが、面接の雰囲気はあるものの志望動機を語らせてもらえる時間は30秒から一分程度でした。最低でもそれくらいの時間は語れるよう準備しましょう。

なおプレゼンテーションなどで一分間に話す量は300字から400字程度が適切と言われています。面接官にしっかりと志望動機を伝達するためにも、そういった文字量を意識して例文を作ることも大切です。

○ 自身が良く使っていた志望動機例文

自身が就活や転職活動を経験する中で、過去に使っていた例文について紹介します。よければ参考にしてみてください。

——————-以下例文—————————-

 御社を志望した理由としまして、○○業界でシェアNo1を誇り、○○活動などを通して地域に貢献されている点に魅力を関して応募させていただきました。
 そしてその御社におきまして、自身の○○業界における○○職の職務経験を活かして、募集職種である○○職にて貢献できると考えております。
 御社のさらなる発展のため尽力させていただければと考えております。

——————-以上———————————

ちなみにこの文例で161文字です。詳細は割愛している部分も多いので、具体性を持った志望動機に更新すると1.5倍から2倍の文量になり、おおよそ300文字前後になります。

○ 志望先と自身スキルに合わせて更新する

さて上記の文例を使うなら、志望先や自身のスキルに合わせたアップデート作業が必要です。

企業の強みは何も業界シェアのみで決まりません。取引関係の履歴、地域への貢献活動、業界で評価される認証を受けているなど強みは様々です。それらを調べて志望先の強みを把握して、志望動機に盛り込みましょう。

次にやる作業は応募先に対して、自身がどのように貢献できるかといった文を盛り込みます。たとえば営業職経験があるなら『○○商材で5年ほど営業に従事し、年間○○件程度を担当しておりました』など、具体的な数字を示して職務経験やスキルを提示すると良いでしょう。

なお新卒就活の方は社会人経験の変わりに、自身が頑張って取り組んできたことを提示しましょう。たとえば『ボランティアサークルで年10件ほど施設へ慰問し、施設の方との調整役や慰問計画を担当しました』などでも良いでしょう。具体的なエピソードを盛り込むことで、人となりや得意分野を提示することができます。

未経験業界や未経験職種への応募も、自身のポテンシャルを提示できるエピソードをしっかり盛り込んで、志望動機を伝えるようにしましょう。

転職就活で志望動機をより良く伝えるために

○ 新聞やニュースで社会のトレンドを知る

志望動機をより良く伝えるためには、新聞やニュースなどで社会の動向を探ることが大切です。

応募先のシェアの動向も大切ですが、その応募先の業界自体の動向も社会との相対関係で日々変化しています。たとえば新卒就職では人気の旅行代理店なども、ここ一年は少ししんどい状況が続いています。その代わりにお取り寄せサービス業が隆盛するなど、業界の栄枯盛衰はさまざまです。

社会における応募先業界の良し悪しもしっかり把握し、そこに自身がアイデアを盛り込んで志望動機を伝えれるよう工夫しましょう。

○ 知人に聞いてもらってフィードバックを受ける

志望動機を上手に伝えるためには、知人に聞いてもらって客観的評価を受けることが大切です。

自身ではよくできた志望動機と思っても、他社からすると分かりにくかったりします。

志望動機で大切なのは『分かりやすく相手に自身を採用するメリットを伝えること』になります。自己満足で終わらせず、誰かから評価してもらってから面接に挑みましょう。