副業としての株取引

株式投資には様々な取引手法がありますが、副業投資の場合は余裕時間で可能な精神的に負担の少ない方法を選択しましょう。自身は長期目線で、原則ホールドでの取引を主体にしています。

その取引方法や2020年株取引の成果について報告をします。いろいろあった2020年でしたが、副業としての株取引がどれだけ成果があったか。株取引を始めようとしている方、もう始めている方も必見です。

☆株取引にはリスクがあります。しっかり学んで自己責任で☆

 目次

□2020年の所有有価証券は15%増

2020年の所有有価証券の15%増といった成績になりました。感想としては予想より値上がりしてくれたなといったところです。

ちなみに所有銘柄は『バンガードインデックスファンドS&P500ETF(以下VOO)』といった商品です。この商品について少し紹介します。

VOOは最後に『ETF』と表記されているように、バンガード社が運用する投資信託商品のひとつになります。ちなみに『S&P500』とは、ニューヨーク証券取引所やナスダック、NYSE MKTといった米国市場で取引されている大型株500銘柄を選定で構成され、VOOはこれら大型株500銘柄を分散投資できる仕組みになっているわけですね。

ちなみに『S&P500』と名の付くETFは国内、国外にも様々な種類が存在します。自身が選んだ理由は経費率が0.03%であり、『S&P500』ETF商品の中でもコストが抑えられるところにメリットを感じたからです。経費率は運用会社に支払うコストになります。

またVOOの魅力として為替差益があります。海外株を購入するときは『円貨決済』『外貨決済』とありますが、どちらにせよ市場のある国外通貨で購入しなければなりません。たとえばVOOで為替でも儲けを出そうとすると、『円高で買付け』『円安で売却』といった戦略になります。『株価』『為替差益』二重で儲ける可能性があるわけですね。ただし一点注意なのは『購入時と比較して売却時に円高になった』場合は、為替差損が発生してしまいます。売り時はじっくり吟味しましょう。

自身は個別銘柄も取引しますが、こういったETFを用いた取引を主体としています。『なぜETFを主体とするのか』について次チャプターで説明します。

取引手法は『ホールド』

自身の取引手法は『ホールド』。簡単にいえば長期投資として、一年の間に値下がりや値上がりしても一喜一憂せず、一年終わってみれば株価が上がっていることを期待する戦略です。

取引手法にはそのほかに一日の間で取引を完結する『デイトレード』。数日から数か月で取引を完結する『スイングトレード』などがあります。どの取引が向いているかは余裕時間や働き方など人それぞれ。人の数だけ取引手法の正解があるといっても過言ではありません。

自身も個別銘柄でのスイングトレードをしていますが、こちらの収支は2%くらいと微増程度です。銘柄選定のうまい人はもっと利益が出せるかもしれませんが、副業としての自身の個別銘柄パフォーマンスはこの程度です。まだまだ勉強中のこのごろです。

しかしVOOはじめ、ETFは普通に年利回り5%や10%なんて商品がごろごろあります。取引手法はいたって簡単。余裕資金で購入して放置しておくだけです。

たとえばこのVOO。今年ずっと調子が良かったわけではありません。コロナショックの影響を受け、一時は三割程度値下がりした時期もありました。その後、数か月をかけて株価は回復。そして年末には最高値をたたき出し、年始から15%増加したという経緯となりました。

覚えておかなければならないのは値下がりリスクがあるということです。しかし自身が狼狽して売却に至らなかったのは、過去の暴落などを学んでいたからです。

直近で絶大な暴落があったのは2008年から2009年にかけてのリーマンショックでしょうか。ダウ平均株価は40強の値下がりを示したことは有名です。その後、数年かけて株価は回復しました。分散投資できるETFは、そういった影響をまるまる受けることになります。

ここから学べることはETFには暴落による値下がりリスクがつきまとうということ。そして過去の歴史を見ると、数年かければ回復してきているということです。

つまり『ホールド』で数年や十年先を見据えた投資であれば、暴落リスクもある程度は備えられるとういことになります。ETF購入の際には、目先の魅力的な利回りだけを見ず、人生をかけての長期目線で銘柄選定をするようにしましょう。

VOOだと分配金も稼げる

VOOは上記で示した『株価15%増』といったキャピタルゲインのほか、分配金いわゆるインカムゲインも稼げます。分配金は年によって変わり、1~2%程度になります。ここらへんは個別銘柄の株といっしょですね。なお投資信託などでは分配金は無しとする代わりに、分配金に充てたであろう分を再投資してくれる商品もあるようです。

少し用語説明しておくとキャピタルゲインとは『株価の値上がり益』を指します。たとえば銘柄別に過去10年間のキャピタルゲインを調べるときには、騰落率といった言葉で検索するとよいでしょう。

一方、インカムゲインは『配当益』になります。VOOは四半期配当なので、三か月毎に年4回の配当がもらえます。なお一回当たりの分配金は、年1~2%を四分割した額になるので、注意しましょう。

分配金があると、なんとなく自由になるお金が増えて嬉しくもありますが、自身は結局再投資に充てています。上記に示したように、再投資までやってくれる金融商品もあるので、自身の性格に合わせて選択するのも良いかもしれませんね。

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