工場への転職でおすすめの資格

今回は『工場』への転職をお考えの方に役立つ資格情報を紹介します。

転職へのおすすめ資格第4弾。今回は『工場編』。今回も正社員転職へのお役立ち度をふまえて、☆☆☆☆☆の5段階評価で資格を紹介してきます。

 目次

フォークリフト修了証

フォークリフトの運転に必要

様々な場所で活躍するフォークリフト。人力では困難な重いコンテナなど、ラクラク運んでくれるありがたい味方です。

そんな便利なフォークリフトですが、操作のためにはトラック協会が主催する技能講習を受講し、修了しなければなりません。

フォークそしてマストの操作、労災リスクを学び、安全に運転操作を学ぶわけですね。

工場から物流倉庫など働き口は多い

どんな工場においても必要なのが『出荷業務』。仕掛品から出来上がった生産物をコンテナに詰めて、フォークリフトでトラックへ積み込む作業が必要となります。そんなときにこの資格が重宝されます。

また生産者から卸、小売店に至るサプライチェーンにおいて、どこの倉庫でも積み込みと荷卸しといった作業が必要であり、そこでもフォークリフトは活躍します。

実際のモノが動く現場ではフォークリフトのお世話にならない業種はないといっても過言ではありません。そのため『リフトマン』自体の求人は一定数の需要が存在します。

フォークリフト修了証取得のために

フォークリフト修了証の区分には『1トン未満』と『1トン以上』があります。それぞれ修了のために、最短で2日ほどは要します。

『1トン未満』区分では修了までに必要な費用は15000円程度、『1トン以上』区分で必要な費用は45000円程度となっています。なお自動車免許などを取得しているか否かにより、費用は多少前後します。

なお講習日程に関しては毎月随時、各都道府県で募集されています。トラック協会で募集要項を確認してみましょう。

品質管理検定2級

メーカーには必ず品質管理部がある

各メーカーには必ず品質管理部があるといっても過言ではないでしょう。よくメーカーホームページで『ISO9001取得』という文字を目にしますが、これは国際標準化機構:ISOの品質管理システムに準拠して製造を行っていることの証明になります。

かつての『大量生産・大量消費』の時代は終わり、現代はしっかりと品質の管理されたモノでないと売れない時代です。

そんな製造現場において品質管理は必須の存在といえるでしょう。

QCに必要な知識を証明してくれる

品質管理にはサンプリングに関する考え方や、統計的計算などの知識を要します。品質管理検定2級を取得していると、それら知識の証明となるわけですね。

品質管理検定2級では親和図法やマトリックス図法といったQC7つ道具の理解や、品質の概念や管理方法の知識を問われます。

それら品質管理に関する知識を要していれば、メーカーの品質を下支えする職員として活躍できることでしょう。

品質管理検定2級合格のために

品質管理検定2級はテキストで独学される方が多いようです。内容は分散や標準偏差など、平方根を用いた細かい知識を要求されます。

試験日程は3月と9月の年2回。品質管理検定2級の受験料は5500円となっています。

受験会場は各地方での開催となります。受験会場に該当しない都道府県もあるので、受験する際には注意しましょう。

電気工事士2種

製造現場から工務部で重宝される

製造現場では必ず電子機器が使われており、それら電子機器の配線作業には電気工事士の存在が不可欠です。

また製造現場で電気工事士の資格を持つ者が常駐していない場合では、工務部所属の電気工事士が必要に応じて配線作業へ対応にあたります。

いずれにせよ電気工事士は工場内において重宝される存在となります。

実務経験により独立も可能

電気工事士2種があれば、3年の実務経験を経て独立が可能となっています。会社員以外の選択肢が用意されている点も、電気工事士の有資格者となるメリットですね。

独立すれば会社員と違って営業や経営のの必要性もでてきますが、青天井で年収アップも見込めます。

会社員以外での働き方を模索している方は、この資格の取得は有効かもしれません。

電気工事士2種へ合格するために

今回は一般受験者について記載します。試験は筆記試験と実技試験の両方をパスして合格となります。この試験で抑えておくべき点として、上期筆記試験をパスして技能試験には落ちた場合、下期試験では筆記試験免除そして技能試験のみ要受験となることです。筆記試験と技能試験を計画的にパスしていきましょう。

受験日程は5月と10月の年2回。受験料は電気工事士2種だとインターネット申込で9300円程度となります。

自身が受験した際には技能試験で少し苦労しました。対策としては電工2種試験対策のための工具と材料キットを数万円で購入して挑み、合格することができました。筆記試験は独学で可能ですが、技能試験に関しては少し対策が必要です。自身にあった対策を調べてみましょう。

メーカー工場の製造現場で活躍する人材となるために、各部署で要求される資格を取得していきましょう。