転職エージェントの注意点

前回の記事では、自身の転職エージェントを用いた転職活動の詳細について紹介しました。

転職エージェント利用は便利なものですが、いささか注意点もあります。その仕組みについて、今回学んでいきましょう。

 目次

転職エージェント利用の注意点

○ 転職サイトに入るお金

転職サイトを利用して転職活動を行ってみると、求職者は応募企業への交通費がかかるくらいで、そのほか別途費用はかかりませんでした。そこで湧いてくる疑問、転職サイトは何で儲けているのでしょうか。

社外から営業FAXやメールを見ていると、『○○職の紹介案件です。成約手数料は○○万円』なんてのを見たことがあるではないでしょうか。そう。転職サイトの儲けは、雇い主からの仲介手数料になります。

この仲介手数料には幅があり、数万円のところもあれば、提示月収の3か月分なんてのもあるようです。雇い主側のそれ相応の負担も想像できます。また、それら費用をペイするためには、できるだけ求職者には長く働いてもらいたいと考えることも難くありません。

自身が求職者として応募する際には、そういったコストが発生するといった認識を持っておきましょう。

○ 応募できない掲載求人

エージェント利用では受動的に紹介案件を待つほかに、求人を検索して応募するといった方法もあります。自身も、最終的な内定は自分で検索した求人票からいただきました。

そんな転職活動のおり、掲載されており、募集要件を満たしているにもかかわらず、エージェントから応募を断られた求人がありました。

理由を聞くと『募集は終わっているが、契約の期間を掲載しなければならない』とのことでした。なんだか憮然としませんでしたが、まあ契約なら仕方ないかといったところでした。

ただ年齢を重ねてくると言葉を額面通りには受け取りません。想像するに『若い職員がほしい』『管理職経験のある人がほしい』など、雇い主側にも裏の事情があったのかもしれません。

または高待遇案件だと応募者が殺到し、自身が足切りラインではじかれたのかなとか、いろいろ察します。

いずれにせよ、応募できない求人票にやきもきしても仕方がありません。転職活動中に謎の断りを入れられても、気持ちを切り替えて動いていくことが大切です。

○ 条件はあくまで参考値

転職して初年度の年収を振り返ってみると、思ったより上がらなかった記憶があります。

たとえば『賞与3か月分』なんて書いてあっても、入社時期によっては満額もらえないことも多々あります。また会社の業績、自身の実績によっては変動も致し方なしです。

月収に関しては具体的な手当込みの額面なんかは、エージェント経由で聞けたりします。給与面を大切に考えるなら、そこは遠慮せずエージェントを介して確認しましょう。

悔いなく転職するために

○ 事前準備を大切に

転職エージェントより紹介される求人は流動的なもの。その中でタイミングを逃さず転職するためには、事前準備が必要です。

事前準備とは紹介案件が入った際、即日動けるよう面接用のスーツや応募書類を日頃から用意しておくということ。

不意の応募もなんなくこなせるよう準備をしておくことが、転職成功の秘訣のひとつです。

○ エージェントとしっかり交渉

転職エージェントを上手に活用するには、お互いに腹を割ってしっかり交渉しておくことです。

収入面でも働き方においても、詳細な要求をエージェントへ申し出ておけば、転職活動をしていく上での転職エージェント紹介案件のギャップは少なくなります。

詳細な要求を伝えて、そしてまたエージェントからもリアクションをもらうことも大切になります。

○ 内定後も契約書を要確認

内定後、採用にいたる際に労働契約書を交わすこととなります。

労働契約書は基本給や手当、年休の付与などが盛り込まれています。ついつい簡単にサインをしてしまいがちですが、詳細な労働条件が書かれているものですのでしっかり目を通してからサインしましょう。

確認した上で気になることがあれば、管理者へしっかり問い合わせをしましょう。

自身に合った転職活動を

○ ムリのない転職活動を展開

今日は転職サイトの仕組みや裏話について書きました。転職サイトも慈善事業ではないので、儲け方にはいろいろカラクリあり、雇い主の負担も認識できるようになりましたね。

また自身が転職サイトで納得できる転職ができたので、それらを仲介させた転職の仕方を紹介していますが、転職活動のありようは人の数だけ存在します。

たとえば知人のコネで納得できる転職ができるのであれば、そういったものも利用するのもひとつの手でしょう。知人を介することで、紹介された雇い主も応募者の人となりの詳細を知ることができます。注意点としては知人に動いてもらっているので、知人の顔を潰さないようにふるまう必要があるところでしょうか。

いずれにせよ、自身が満足いく転職とするには、様々な手段を考慮する必要があります。

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