三角持ち合いチャートにおけるフラッグ型とブレイクとは

株式投資やfxで使われるテクニカル分析手法【三角持ち合いチャート】

そんな三角保ち合いチャートの活用方法について詳しく解説していきます。

☆ 投資にはリスクが存在します。自己責任と余裕資産の範囲で検討しましょう。

目次

三角持ち合いチャートを知る

三角持ち合いチャートとは

株式やfxにおける三角持ち合いチャートとは、レジスタンスラインやサポートラインといったトレンドラインで構成される、三角形を形成するチャートパターンを指します。

英語ではpennant(ペナント)、flag(フラッグ)、triangle(トライアングル)パターンなどを称されることもあります。

三角保ち合いチャートは相場で形成された三角形がブレイクする場面を狙って、利ザヤを取得する手法になります。

そんな三角保ち合いチャートを理解するには、トレンドラインであるレジスタンスラインやサポートラインについて知らなければなりません。

詳しくは次項で解説していきます。

三角持ち合いサポートライン

三角持ち合いチャートにおけるサポートラインとは

まずは三角持ち合いチャートにおけるサポートラインについて確認しましょう。

上記のようにレンジ相場などで【下値を支えるライン】となっているのがサポートラインです。

サポートラインの引き方は簡単です。

任意の期間における下値を見つけて、その下値に沿ってトレンドラインを引くことでサポートラインを引くことができます。

次にレジスタンスラインについて見ていきましょう。

三角保ち合いレジスタンスライン

三角持ち合いチャートにおけるレジスタンスラインとは

レジスタンスラインとはその名の通り【上値の抵抗となるライン】になります。

レジスタンスラインは任意の期間における上値を結んだ線で構成されます。

ボックス相場ではこのようにレジスタンスラインやサポートラインを引くと三角形が構成されることがあります。

では三角保ち合いチャートの構成要素を理解したところで、いろんなチャートパターンについて確認していきましょう。

チャートパターンについて

三角持ち合いチャート上昇型

まずは三角持ち合いチャート上昇型のチャートパターンを見ていきましょう。

三角持ち合いチャートにおける上昇型ブレイクとは

レンジ相場から安値が徐々に切りあがっていき、最終的に三角持ち合いチャートをブレイクするチャートパターンです。

ちなみに上記画像ではレジスタンスラインを上抜けてブレイクしてますが、上抜けると上昇する方向へ行く確率が高いと考えられています。

また、上昇型だからといって必ず上抜けブレイクするわけではなく、経済指標や景況感、情勢により下抜ける可能性もあるので覚えておきましょう。

なのでダマシにも注意して、しっかりとチャートパターンと方向性を見極めていきましょう。

三角保ち合いチャート下降型

次は三角保ち合いチャートにおける下降型について見ていきましょう。

三角持ち合いチャートにおける下降型ブレイクとは

こちらは上昇型と違って、上値を切り下げながら三角保ち合いチャートパターンを構成しています。

上記画像のように三角チャートパターンを下抜けると、下落方向に行く可能性が高いと考えられています。

ちなみにこちらも下降型だからといって必ず下抜けるわけではなく、上抜けるパターンもあるので注意しておきましょう。

三角持ち合いペナント型

最後に三角持ち合いペナント型について確認しましょう。

三角持ち合いチャートにおけるフラッグ型とブレイクとは

ペナント型パターンでは上昇型、下降型のような偏った三角形が構成されないことがあります。

そのため均衡型などと呼ばれることがあります。

ですが三角持ち合いとブレイクの考え方は変わりません。サポートラインあるいはレジスタンスラインを抜ける方向を見極めて、上昇か下落方向か確率の高い方向を見極めるために活用されます。

最後に三角持ち合いチャートパターン活用のための描画方法、注意点について確認しておきましょう。

三角保ち合いチャート活用のために

トレーディングビューなら描画も簡単

三角持ち合いチャートを活用するには

・任意の銘柄の三角チャートパターンを見つける
・サポートラインやレジスタンスラインなどトレンドラインを引く
・ブイレクする瞬間を見極める

といった作業が必要となります。

なお任意の銘柄の相場確認や、トレンドラインを自由に描画するならトレーディングビューを使うと便利です。

tradingviewの概要については過去記事でも紹介しています。よければ確認してみてください。

【米国株リアルタイム取引ならトレーディングビューの使い方を覚えよう】

他のテクニカルも活用しよう

相場の分析手法には三角持ち合いチャートパターン以外にもたくさんあります。

たとえばボリンジャーバンド。標準偏差から相場がどんな位置にいるのかを分析します。

ほかにも指数平滑移動平均線を用いて、価格へ重みづけをしながら分析する手法もあります。

いずれにせよ分析手法はひとつより複数の尺度を用いて、確度の高いトレードを目指すことが大切です。

他のテクニカル分析手法については過去記事でも取り上げています。興味のある方はごらんください。

【株のオシレーター分析MACDチャート指数計算や使い方とは。】

【ボリンジャーバンドのチャートパターンについて詳しく解説します】

【株価チャート評価に使われるテクニカル指標RSIを解説します。】

三角持ち合いチャートパターンを理解して、トレードにおける分析精度を上げていこう。