履歴書で記載する趣味や特技。面接でアピールできるよう質問対策をアップデート。
面接では自己PRや志望動機以外にも、履歴書などに記載されている趣味や特技にも質問が及びます。それらもアピールポイントとして伝えられるようよう対策しましょう。
◇ 面接質問で趣味を聞かれたときの対策
○ 趣味を持つに至った経緯を伝える
○ 趣味で人となりを伝える
○ 趣味活動で得たものを伝える
◇ 面接質問で特技を聞かれたときの対策
○ 特技の内容を分かりやすく説明する
○ 応募職種とリンクしていればなお良し
○ 他人と似通る特技でも個性を出してアピール
◇ 面接質問で趣味や特技を伝える際の注意点
○ 本業に差しさわりの無いものであることを伝える
○ 公序良俗に反していない回答を心掛ける
面接質問で趣味を聞かれたときの対策
○ 趣味を持つに至った経緯を伝える
読書、ドライブ、釣り、キャンプなど趣味は様々。面接官から趣味について聞かれたら、趣味を持つに至った経緯を伝えるとよいでしょう。
たとえば趣味が読書なら
『学生時代から余暇は本を読んで過ごすことが多いです。読み物も昔は小説でしたが、今はビジネス書も読むようになりました。』
といった経緯を交えて伝えるとよいかもしれません。
趣味との付き合い方や経緯を説明することで、社会人としての時間の使い方を伝えることができます。
○ 趣味で人となりを伝える
趣味の質問で『自身はどんな人物か』といった人となりを伝えることも有効です。
たとえば趣味がキャンプであれば
『月に一回程度、友人と共にキャンプに出掛けます。テントを張ったり、調理の準備はいつも自身が動いて、友人らと楽しい時間を作ること自体も楽しい時間です』
のような伝え方で人を巻き込んで楽しめる、リーダーシップも取れるというところを伝えるのも有効かもしれません。
趣味を伝える際は、エピソードを交えて人となりを伝えましょう。
○ 趣味活動で得たものを伝える
趣味活動で得たものを伝えることも有効です。
たとえば釣りが趣味なら
『長く釣りを趣味としていますが、サビキ釣りをしたり、渓流釣りをしたりと釣り方や漁場を変えることもあります。そんな感じで釣りを趣味として気分転換や釣り方を工夫することを大切にしています。』
のように、趣味活動においてもやり方をアップデートすることを大切にする姿勢を伝えてみましょう。そうすることで面接官へ仕事への取り組み方も想像させることができます。
面接質問で特技を聞かれたときの対策
○ 特技の内容を分かりやすく説明する
特技もまた人それぞれですが、大切なのは特技の内容を分かりやすく説明することです。
たとえばパソコンが特技の場合、『パソコンが得意です』だけではうまく伝わりません。
パソコンが特技でうまく伝えるには
『特技はパソコンです。特にExcelは各種関数の取り扱いもさることながら、マクロを使って業務を効率化することも可能です。』
というふうに、詳細な能力を伝えると良いでしょう。
○ 応募職種とリンクしていればなお良し
特技が応募職種とリンクしていれば、面接官の印象も良くなります。そして伝え方も重要。
たとえばパソコンが特技で、事務職へ応募する場合を想定します。その場合、
『自身はパソコンが得意であり、各種関数やマクロの操作能力も自信があります。その能力を活かし、事務職における日々の入力作業や、帳票の作成および出力作業を効率化して貢献できると考えています。』
といったように、特技がいかに応募職種へ貢献できるかを伝えるのが大切です。
○ 他人と似通る特技でも個性を出してアピール
上記では特技がパソコンである場合を想定して説明しましたが、パソコンが特技である方は多数います。
大切なのは似通る特技でも個性を出してアピールすることです。パソコンが特技であっても『パソコンで絵を書くのが得意』であったり、『ホームページをデザインして作成するのが得意』など得意分野は様々です。
個性を出して、特技でしっかりアピールしていきましょう。
面接質問で趣味や特技を伝える際の注意点
○ 本業に差しさわりの無いものであることを伝える
趣味や特技を伝える際、アピールポイントにすることもさることながら、それらが本業に支障をきたさないものであるということも伝えなければなりません。
たとえば趣味が格闘技であるとします。私も格闘技は好きですが、もし面接官の立場なら『ケガが増えて本業に支障をきたさないだろうか』といった疑問を呈するかもしれません。
そこの伝え方も工夫しましょう。たとえば
『趣味が格闘技で週に2回ほどジムに通ってトレーニングしています。仕事と両立させるルールとして、心身の健康増進を目標とする程度で、安全に配慮して余分なケガを作らないよう努めています』
とすれば心象は良くなるかもしれません。
○ 公序良俗に反していない回答を心掛ける
趣味や特技を伝える際、もう一点大切なことは公序良俗に反していない回答を心掛けることです。
たとえば最近はtwitterなどSNSが趣味の方は多いですが、SNSを特技や趣味として提示するなら情報リテラシーを獲得している旨も合わせて伝えましょう。たとえば
『twitterが趣味でフォロワー同士で意見交換したり、芸能人のツイートを見る程度に活用しています。またtwitterを楽しむ際には、安易なリツイートで過度な拡散につながらないよう、その影響を配慮しつつ操作するよう心掛けています。』
とすると、公序良俗に反せずリテラシーを持った行動を取れる旨を伝えることができます。
趣味や特技の印象が長所となるか、短所となるかは表裏一体です。しっかり言葉を選んで伝えましょう。