【転職仕事術】今日の会社の朝礼で話すネタの探し方とは。

会社や学校で今でも多く行われている『朝礼』。

そんな朝礼で一言ネタを話すのに苦労されている方も多いのではないでしょうか。

本記事ではそんな朝礼ネタとスピーチに役立つ、テンプレートを作ってみたのでぜひご活用ください。

 目次

朝礼の目的や意味を知る

朝礼とは 

『朝礼』とは学校もしくは会社などで、始業前に関係者全員が集まって行うあいさつ、連絡を実施する朝の行事を指します。

たいていの場合、学校や会社で朝礼を経験されている方は多いのではないでしょうか。

また朝礼にはその学校、会社などのカラーが出ます。

共有すべき事項を端的に話して、すぐ終わる会社の朝礼もあれば、社訓を読んだり長めの朝礼を実施する会社もあるかもしれません。

ほかにも、そもそも朝礼を行っていないという会社もあることでしょう。

こう考えると『朝礼の目的や効果とはなんぞや』といった疑問が湧いてきます。

次はそんな朝礼の効果について見ていきましょう。

会社における朝礼の効果

会社における朝礼には、以下のような効果があります。

□ 社員全員で共有すべき事項を申し送りできる
□ 社員ごとの一日の動き方を確認できる
□ 会社の理念、経営方針を再認識させることができる
□ 社員それぞれのスピーチ機会を設け、コミュニケーション能力を高めることが出来る

朝礼の効果にはまだまだたくさんありますが、主たるものを列挙するとこんな感じです。

朝礼効果を確認すると分かりますが、情報共有とコミュニケーションへ主眼が置かれているのが分かります。

そして朝礼の司会は決まっている会社もあれば、持ち回り制のところもあるようです。

また前述した朝礼効果にもあるように、持ち回り制で『スピーチ機会』が設けられることもあります。

そんなスピーチ機会において、朝礼で話すネタに困ってらっしゃる方も世の中には結構いらっしゃるようです。

会社員に役立つ今日の朝礼のネタの探し方

朝礼でのスピーチ機会で話すネタに困っているなら、話すネタリストを持っておくと安心です。

たとえばネタテーマにはこんなものがあります。

□ 時事などニュースネタ
□ 季節ネタ
□ 趣味ネタ

ネタリストはまだまだありますが、とりあえずこの3つだけでも大丈夫です。

またこれらネタリストを考えておくと、外回り仕事などでのコミュニケーションのきっかけにもなるので便利です。

このネタリストの活用方法としては、1分間程度スピーチできるテンプレート内容を持っておくこと。

ちなみに1分間だと心地よく聴取できる文字数は300文字から400文字程度。だいたい原稿用紙1枚分、もしくはWord初期設定一行40文字の10行分程度です。

次章ではそれらネタリストを元にした、1分間スピーチで使えるテンプレートをご紹介します。

◇ 朝の朝礼で活力を与えるスピーチ文例 

時事ネタを朝礼で話す

まずは朝礼で話す『時事ネタ』のスピーチテンプレート。

筆者は経済ニュースをよく見るので、下記のような経済指標とそれに絡めた自身の生活を朝礼でスピーチしたりします。

まずは例文を見てみましょう。

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先日、日本の消費者物価指数がニュースとなっていたので、それを見た感想を述べたいと思います。

〇月度の消費者物価指数は前年比+2%。この数値に関する解説ではここ半年で平均程度のインフレとのことでした。

ただ実生活としては自身の生活コストの値上がり感はもっとあります。私は食べ物で〇〇が好きなのですが、このたびの値上がりにより週3回食べていたのを週2回に減らしました。

好物である〇〇を食べる機会が減ったのは少し寂しく思いますが、そのおかげか体重が〇〇kg減りました。思わぬ効用もあったのが面白かったところです。

皆様もこのたびのインフレ対策として工夫したこと、効果があったことなどあれば教えていただけると幸いです。

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こんな感じで様々な経済指標、そして自身生活の感想などを絡めるといくらでもスピーチネタに出来ます。

注意点としてはあまり政治の話題は入れないほうが無難です。端的に報道される景気など数値データ程度で話すと良いでしょう。

季節ネタを朝礼で話す

季節ネタには四季折々に芽吹く花の話題、季節毎に執り行われるお祭りなどがあります。

今回は季節ネタでも定番の『お天気』でスピーチテンプレートを作ってみました。

/////ここから例文//////

6月ということもあり、梅雨も空けぬ今日このごろ。

先日はそんな雨に関するニュースで線状降水帯が話題となっていたのでお話させていただきます。

〇〇県では〇月〇日から〇日にかけて線状降水帯が発生。その降り注ぎ続けた雨で〇〇世帯が冠水の被害に合われたようです。

また今回の冠水のみならず、今後も土砂崩れなど起きやすい状況が続くとのことでした。

ちなみに線状降水帯は次々と発生する雨雲、いわゆる積乱雲により、いろんな都道府県で発生する可能性があるものだそうです。

そんな線状降水帯ですが、こちら〇〇県でも〇月〇日から〇〇日にかけて、発生する恐れもあるようです。

みなさまも該当期間では天候によく注意して、災害に見舞われないようご注意ください。

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このように6月であれば『梅雨』など、四季により天候や気候といったトピックでいくらでもネタにすることが出来ます。

また災害対策などといった話題も取り巻くことで、聞いている他の社員へ少し有益な情報を配っている側面もあります。

テンプレートをうまく活用して、あまり難し考えずに季節ネタでスピーチをしてみてはいかがでしょうか。

趣味を朝礼で話して自己開示

朝礼でのスピーチ機会も、うまく活用すれば自分を他社員に知ってもらえるチャンスです。

ということで自身の趣味をネタにした、スピーチテンプレートを作ってみました。

/////ここから例文//////

自身が続けている趣味に『ウォーキング』があります。

ウォーキングも趣味として続けて10年になるので、その効果や面白い点について紹介させていただきます。

ウォーキングは言わずと知れた有酸素運動ですが、その効果は体力作りや生活習慣病予防に留まりません。

たとえば自身がウォーキングを継続して分かったのが、『考え事がまとまる』ということ。

外に出て一定時間かけて景色を変えて運動すると、家でもやもやしていた考え事がまとまることがあります。なので考え事などあれば、少し散歩がてら出かけてウォーキングをする習慣が身に付いたといえます。

そんな感じで、皆様も継続されている趣味で思わぬ効用があれば教えていただけると幸いです。自身も取り組んでみたいと思います。

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趣味ネタで盛り込んでいるのは『継続している理由』、『思わぬ効果』といったところです。

趣味もさることながら、誰しも継続している事柄がきっとあるはず。

そんな趣味を自己開示可能な範囲で朝礼スピーチに盛り込むことが出来れば、他社員とのコミュニケーションが円滑になること間違いなしです。

◇ 朝礼の意義をもっと深堀り

朝礼はいらない?不要論について

前述したように多くの会社が朝礼を継続している一方、朝礼を実施していない会社も一定数あるようです。

そんな文脈で『実は朝礼って不要なのでは』といった問題提起も聞かれます。

筆者が考えるに朝礼の要不要の問題は、経営者の考えや社風によるのかなと思います。

たとえば自身の勤める組織や部門においても朝礼の有り方自体変わってきました。

筆者の組織ではサイボウズを導入しており、各社員のスケジュールや一日の動き方を全員で把握できるため、朝礼における各社員の一日の動き方の申し送りは不要となりました。

なのでイレギュラーなイベントのみ、朝礼で共有して周知することとしています。

後は1分間だけ時間を設けて、社員持ち回りでスピーチなどは継続してたりします。

朝礼不要論も理解できなくもないですが、その必要性は組織によりさまざま。

また朝礼自体というより、その朝礼の内容の中での要不要などはアップデートしていく必要があるのかもしれませんね。

なんとなく朝礼でなく有効活用を

最後に朝礼の存在意義についてまとめると『朝礼を有効活用しよう』ということ。

おそらく職種、役割、動き方の違う社員などが一定時間集うのは、朝礼くらいしかないという企業も多いことでしょう。

そして始業時間から営業時間の合間に設ける朝礼の時間は、それぞれの社員にとってとても大事な時間です。

なので貴重な時間ということを忘れず、ぜひ有効活用しましょう。

そのために前述したスピーチテンプレートが役立ちます。

ちゃんと1分間程度で区切り、他の社員にも有益な朝礼スピーチをすることが出来れば、朝礼時間の有効活用に使えます。

なんとなく朝礼ではもったいない朝礼時間。

ぜひ意図をもって、朝礼も含めて自身の労働生産性向上にもつながるよう、朝礼スピーチテンプレートも活用ください。

朝礼ネタとスピーチテンプレートで、自身と他社員に有用な朝礼時間を作ろう。