ブログアフィリエイトで必要なのが『マーケティング』。
とりわけユーザー獲得のための、マーケティングミックスを応用させた分析はとても大切な要素になります。
本記事ではそんなブログ戦略に必要な、マーケティング手法について詳しく解説していきます。
○ ブロガーとユーザーをつなぐマーケティング
○ 4p戦略を用いたマーケティングミックス分析とは
○ 事例から考える4pマーケティングミックスとは
◇ 4pプロモーションと同様に大切な4c戦略
○ 4pと対になるユーザー側の4cマーケティング分析とは
○ 4cマーケティング戦略の概要
○ 事例からみる4cマーケティング
◇ 4pと4c分析をアフィリエイトへ活用するために
○ ブロガーで大事なのは4pか4cどちらの視点か
○ ユーザーの行動様式を知るために必要な考え方
4pフレームワークについて知る
ブロガーとユーザーをつなぐマーケティング
『記事投稿頑張ってるのにユーザーが伸びない…』と悩んでらっしゃるブロガーの方も多いのではないでしょうか。
ちなみに自身もそうでした。
そういった悩みと考察の中、気づいたのが足りなかった『マーケティング戦略』。
マーケティングの定義は『顧客のニーズを満たすために、企業が行う活動の総称』を指します。
もう少し端的に言えば、企業が商品売るための仕組みといっても良いでしょう。
これをブロガー、ユーザーの関係性で語るならば、『ユーザーのニーズを満たすために、ブロガーが行う活動の総称』となります。
つまりブログアフィリエイトを行っていくならば、ユーザーのニーズを満たすための仕組みを作っていくことが大切になります。
そのための手法のひとつが『マーケティングミックス』です。
4p戦略を用いたマーケティングミックス分析とは
マーケティングミックスはエドモンド・ジェローム・マッカーシーによって提唱されました。
マッカーシーはマーケティング学者であり、ミシガン州立大学やノートルダム大学で教授を務めた人物です。
そんなマッカーシーは1960年、マーケティングミックスによる分析手法を紹介しました。
これは4pと言われる構成要素に分解して、マーケティング戦略を立てていく手法です。
ちなみに構成要素である4pは、企業側サイドに立った分析手法です。
次章ではこれら構成要素について具体的に見ていきましょう。
事例から考える4pマーケティングミックスとは
マーケティングミックスにおける4pとは、それぞれ頭文字を取ったものです。
以下にそれら構成要素を列挙します。
◆ Product:会社における製品の要素
(製品、品質、デザイン、特徴など)
◆ Price:市場での販売価格
(価格、値引き価格など)
◆ Promotion:ターゲットとなる層へ周知していく手法
(宣伝、広告、広報活動など)
◆ Place:流通経路と販売を行う場所
(チャネル、立地、物流など)
これらをアパレルブランドを仮定して、マーケティングミックスを考えてみましょう。
□ Product:
流行を捉えたデザインを立案。生地の品質を決める。
□ Price:
競合と比較した価格を決定。シーズン終了による割引プランを策定。
□ Promotion:
テレビでのCM、検索エンジンでのリスティング広告の予算決める。
□ Place:
小売店舗での流通量、ECサイトでの注文受付、配送プランを考える。
このように事例などを参考にしながら、要素分解すればマーケティングミックスを活用した販売戦略が立てられます。
そしてこれら4p分析と同様に、覚えておきたいのが消費者側に立った分析手法『4c戦略』です。
4pプロモーションと同様に大切な4c戦略
4pと対になるユーザー側の4cマーケティング分析とは
企業側もしくはブロガー側に立った分析手法ともいえる『4p分析』。
そんな4p分析に対になる手法として『4c分析』なるものがあります。
売り手側、供給側が訴求していきたい戦略があっても、上手くいくものとも限りません。
それはもしかすると買い手側の気持ち、行動の有り様を配慮出来ていなかったことが原因かもしれません。
商売はなんでもそうですが、供給側と需要側それぞれ双方に需給が合致すると成約されます。
つまり売り手側に立つ4pマーケティング手法だけでは、自ずと限界があるとも言えるでしょう。
そして4p分析を補完して取引確度を上げてくれるのが4c分析の役割となります。
次はそんな4c分析の構成要素と手法について確認していきましょう。
4cマーケティング戦略の概要
4c分析の4cとは、4p分析と同様に構成要素の頭文字を取ったものです。
列挙すると以下の通りになります。
◆ Consumer:消費者の需要
(消費者価値とも言われる)
◆ Customer cost:顧客から見たコスト
(商品に支払える予算など)
◆ Communication:売り手と買い手の交流
(双方が接点をもつ機会など)
◆ Convenience:商品やサービスの利便性
(決済方法や入手ルートなど)
概要はざっくりとこんな感じです。
さて、4c分析の構成要素を把握できたところで、次は実際の商取引に落とし込んで手法を確認していきましょう。
事例からみる4cマーケティング
事例検討として、先ほど4p分析でアパレルブランドを提示したので、今度その顧客側に立って4c分析を進めていきます。
□ Consumer:
シーズン毎に服の購入を検討している消費者。
□ Customer cost:
競合ブランド、過去売上データより消費者が支払えるコストを算出。
□ Communication:
店舗もしくはECサイトなど、商品を閲覧しにきたところへ交流機会を見出し、プロモーションを打つ。
□ Convenience:
現金のほか、クレジットカード、電子決済を導入。商品引き渡し方法には店舗のほか、配送も選択肢に入れる。
このように4c分析を用いると、顧客視点に立った分析と販売手法を検討していくことが出来ます。
昨今ではPOSシステムのほか、会員制度やECサイトを用いての購買履歴も確認可能となり、4c分析もしやすくなりました。
ぜひ、4pそして4c分析を活用していきましょう。
最後にブログアフィリエイトとマーケティングミックスについて押さえておきましょう。
4pと4c分析をアフィリエイトへ活用するために
ブロガーで大事なのは4pか4cどちらの視点か
ブロガーで大事なのは、結論から言えば『4c分析』になります。
なぜならばブロガーはコンテンツを作成するものの、現物の商品や配送ルートはあまり考える必要はないからです。
なので4c分析がブログアフィリエイトで大切になってきます。
ここでも4c分析を活用して要素分解してみましょう。
□ Consumer:
ブログのテーマ、記事内容に興味を持ってくれた閲覧者。
□ Customer cost:
競合ブログやニュース記事の広告から、商品やサービスを購入できる予算。
□ Communication:
交流機会にはブログのほか、XでのダイレクトメールなどSNSを活用した双方向性のある交流。
□ Convenience:
ブログ記事で取り上げられた商品広告から、気になる商品をすぐ購入できるようなCTAなどサイト設計が施されている。
こんな感じで、4c分析はブログアフィリエイトでも活用できるマーケティング戦略です。
そしてそれらブログユーザーを分析するのなら、ユーザーの行動様式を理解する必要があるとも言えます。
ユーザーの行動様式を知るために必要な考え方
ユーザーの行動様式はマーケティング分野以外でも、たびたび分析されてきた歴史があります。
たとえば『経済学』。
経済学では企業、消費者に分けてマクロ視点、ミクロ視点からその需要と供給を研究してきています。
そして中でも面白いのが『行動経済学』。
行動経済学は心理学などを用いて、企業側が考慮すべきアプローチなども紹介してくれています。
そんな行動経済学の手法は、ブログアフィリエイトを実践していく上でも、重要な考え方となってくることでしょう。
行動経済学に関しては過去記事でも紹介しています。
興味ある方はぜひご覧ください。