為替利益も魅力的な米国株。
そんな為替差益ですが為替の利益の出し方や税金を理解することも大切。
今日の記事で為替の理解のために、円換算での利益の出し方、為替差益に関する税金の計算方法を詳しく解説していきます。
☆ 株取引の投資にはリスクが存在します。余裕資金かつ自己責任で挑みましょう。
雑所得は給与所得などと通算される、『総合課税』に含まれます。
総合課税では各所得における課税所得が合算され、控除を適用し、所得税が決まります。
雑所得である為替差益を取り扱うにあたっては、確定申告についても学んでおくとよいでしょう。
○ 副業は健全に継続運営しよう
最後に株式投資に関わらず、副業で大切なことは『健全な継続運営』です。
端的にいえば、節税できるところはしっかり節税、課税所得に関してはしっかり納税しましょうということです。
副業を長い目でみてしっかり継続、いずれは個人事業主を目指すというのであれば、税金の知識は避けては通れません。せっかく大きく儲けが出ても、追徴課税ともなると社会的信用の低下、大きな減収につながります。
そのためにも、憂いなく副業を継続するためには健全な運営が必須です。副業のこと、そして青色申告など納税に関しても勉強し続けることが大切です。
◇ 為替もおすすめの米国株
○ ドル円の為替とは
○ ドル円為替レートを調べる
○ 他通貨の為替レートも見る
◇ 為替での利益の出し方
○ 円安で米国株を売却する
○ 円高で米国株を買付する
○ 為替レートと株価両方に着目
◇ 為替差益は雑所得
○ ドル円取引には為替差損益が発生
○ 雑所得は総合課税
○ 副業は健全に継続運営しよう
為替もおすすめの米国株
○ ドル円の為替とは
ドルや円の価値は一定ではなく、アメリカと日本そしてそれ以外の国の経済状況と連動して、その価値は常に変化しています。
ドル円の為替変動要因は金利、各通貨の需要、日本銀行やFRBの施策などにより決まります。
また、FX『外国為替証拠金取引』の取引時間は月曜7時から土曜7時くらいまでとなっており、日曜を除いて昼夜を問わずドル円の為替レートは変化しています。
○ ドル円為替レートを調べる
ではドル円の為替レートを調べるにはどうすればよいのでしょうか。一番簡単なのはgoogleへ『ドル円』と入力することです。
すると概ねのドル円レートが表示されます。なお刻一刻と変化する為替レートなので、情報には遅延が発生するものもあるので注意しましょう。
そのほか『yahoo ファイナンス』も詳細なドル円情報を提供してくれます。詳細な為替情報は『円安傾向はどこでいったん終わりを迎えるか』といった疑問を呈したとき、ちょっとしたヒントをくれます。
為替も株式同様に『円が売られすぎ』『ドルが売られすぎ』といったテクニカル指標が存在します。yahoo ファイナンスであればインジケーターを利用して、その加熱度をある程度推し量るヒントをくれます。
為替を考慮して米国株を買うなら、各通貨の取引加熱度なんかも考慮すると良いでしょう。
○ 他通貨の為替レートも見る
たとえばドル円を評価しているとき、ドルに対して円安傾向が認められたとします。そんなとき、円安はドルに対してのみなのかも確認しましょう。
世界にはドルのほかユーロ、ポンド、豪ドルなど様々な通貨が存在します。それらも円と取引されており、ドル以外の通貨でも円安が続いているなら世界的に円安傾向が認められることになります。
そんなとき円安傾向の因子がどこにあるのか、その因子はどれくらいまで円安に寄与し続けるのかを判断し、米国株の売買の判断材料にしましょう。
為替での利益の出し方
○ 円安で米国株を売却する
とある期間で株価を一定として、円をドルに替えて米国株の買付したとき、売却時に円安になって円へ戻すと為替で利益を獲得することができます。
簡単に計算してみましょう。100ドルの株を、ドル円為替レート100で買うと10000円の支出となります。その後、ドル円為替レート110円へと円安になっているときに同株を売却すると、11000円が手元に残ります。この増分1000円が為替での利益です。
実際の取引では手数料や譲渡益の源泉徴収もあり、まるまる為替差益の儲けとはなりません。取得時と比較して円安で売却して円へ戻すと、為替の利益が発生することを覚えておきましょう。
○ 円高で米国株を買付する
未来で為替差益を期待できる買い方に『円高状況での米国株買付』があります。
これも簡単に計算してみましょう。とある期間のドル円為替レート平均が100円のとき、現在の為替レートが90円であれば円高傾向にあります。
その際、100ドルの米国株を買うと9000円の支出です。その後、平均レートである100円まで為替が戻ってきたときに同株を売却すると、10000円が手元に残ります。
このように、いずれドル円レートが戻ることを前提として、円高での米国株の買付は将来の為替の利益を期待できます。
○ 為替レートと株価両方に着目
ここまで為替差益にのみ着目した米国株売買について紹介しましたが、実際の売買はもちろん株価の変動も伴います。
株価が底値で買い時と思っても、ドル高で割高となっている状況はよくあります。
米国株を取り扱うなら、大切なのは株価と為替のバランス。そしてそのバランスを見極めるためには、マーケットの情報やFRBの施策、米国雇用統計などニュースを定期的に仕入れることです。
マーケットを見ると世界が見えるとはよく言ったもの。経済ニュースは日々確認するようにしましょう。
為替差益は雑所得
○ ドル円取引には為替差損益が発生
みなさんは為替差益をご存じでしょうか。上記で記した、米国株売買による譲渡益に含まれた為替での利益とは少し違います。
たとえば米国株を保有していると、決算期や四半期毎に配当金をもらえます。米国株であればドルで支払われます。
そして配当金受け取り時のドルにも、もちろん受け取り時の為替レートが存在します。そのドルを円へ為替取引したとき為替差損益が発生します。
これも簡単な計算式で確認しましょう。たとえば10ドルの配当金受け取り時の為替レートが100円、ドルから円への為替取引時の為替レートが110円であれば、100円の為替差益の獲得となります。
ちなみに為替差益は、所得税における『雑所得』区分で扱われます。申告漏れとならないよう注意しましょう。
○ 雑所得は総合課税
雑所得は給与所得などと通算される、『総合課税』に含まれます。
総合課税では各所得における課税所得が合算され、控除を適用し、所得税が決まります。
雑所得である為替差益を取り扱うにあたっては、確定申告についても学んでおくとよいでしょう。
○ 副業は健全に継続運営しよう
最後に株式投資に関わらず、副業で大切なことは『健全な継続運営』です。
端的にいえば、節税できるところはしっかり節税、課税所得に関してはしっかり納税しましょうということです。
副業を長い目でみてしっかり継続、いずれは個人事業主を目指すというのであれば、税金の知識は避けては通れません。せっかく大きく儲けが出ても、追徴課税ともなると社会的信用の低下、大きな減収につながります。
そのためにも、憂いなく副業を継続するためには健全な運営が必須です。副業のこと、そして青色申告など納税に関しても勉強し続けることが大切です。