誰しもが身に付けておくべき「マネーリテラシー」。
自身の大切な資産を守り、豊かな生活をおくための勉強方法について確認してみましょう。
○ 金融リテラシーの意味
○ 金融リテラシーの高い人とは
○ 最低限身に付けるべき金融リテラシー
◇ 金融リテラシーの種類
○ 家計管理
○ 生活設計
○ 金融知識
○ 外部の知識取り入れ
◇ 金融リテラシーを日々向上させよう
○ マネーリテラシーを高めるには
○ 新しいツール利用を検討する
○ 日々コスト意識を持つ
マネーリテラシーとは
金融リテラシーの意味
マネーリテラシーとは、money literacyつまりお金に関する読解力や知識を表します。金融リテラシーもほぼ同義です。
生活をしていくために、また生活を豊かにしていくためにはお金の使い方が重要な要素のひとつになります。
特にお金は普通に暮らしていくだけなら、稼ぐと使うがメインとなりますが、金融リテラシーの観点からはお金を増やす、守るといった要素も重要となります。
金融リテラシーの高い人とは
金融リテラシーの高い人とは、お金をはじめとした資産の動きをよく知っている人と解釈できるかもしれません。
たとえば収入と支出。一般の会社員の方であれば給与として月収があり、その中から生活費としての支出があり、残りを貯金に回すといった生活設計があります。
ここで金融リテラシーの高い人は、生活費を見直して残る資産を増やし、余裕資金から資産運用で収入を増やしたり、資産を守るための手法を取ることが出来ます。
このように、身に付けた金融リテラシーによりお金の使い方が変わってきます。
最低限身に付けるべき金融リテラシー
金融庁は『最低限身に付けるべき金融リテラシー』と称して、マネーリテラシー向上の啓発乗り出しています。
一人の社会人として、経済的に自立し、より良い暮らしを送っていく上で、もっとも基本となるのが「家計管理」と将来を見据えた「生活設計」の習慣です。また、実際に金融商品を利用するには、取引(契約)を適切に行うために理解すべき事項、時々の金融経済情勢も踏まえて金融商品を適切に選択するために必要な基礎知識、更には、保険、ローン・クレジット、資産形成商品といったカテゴリーごとの基本的な留意点を身に付けていくことが重要です。加えて、自らの判断のみに頼らず、第三者のアドバイスを求める必要性についても理解しておくことが重要です。
出典:金融庁 最低限身に付けるべき金融リテラシーについて
金融庁も啓発しているように、一人の社会人そして経済的な自立にはマネーリテラシーが必須となります。
今回はこういった家計管理や生活設計、金融知識について、私見もふまえながら解説していきます。
金融リテラシーの種類
家計管理
家計管理は簡単にいえば収入と支出のバランスを取ることです。
たとえば企業であれば赤字が続くと倒産リスクが高くなります。家計においても赤字が続くと、自己破産のリスクが高くなってきます。
そうならないためにも自身にどれだけ収入や支出があり、余裕資金がどれだけあるかについて把握しておく必要があります。
また、不意の大きな支出への備えとして、余裕資金を作る必要性を認識しておくこともマネーリテラシーの観点として大切です。
生活設計
生活設計とは、自身のライフステージに合わせて生活の有り方を設計していくことを指します。
たとえば家族計画。子供が増える、もしくは子供が成長するにあたり、家計支出は増えていきます。そのため家族の構成員の数や年齢により、支出が上下動していく可能性を考慮しておく必要があります。
また自身や家族が高齢者となり歳を重ねると、医療費も増えてきます。
他にも家を購入した方であれば、老朽化により家屋の修繕費なども発生してきます。
少し耳の痛い話しばかりが出てきましたが、こういった生活設計をふまえた支出を考えおくことも、金融リテラシー向上につながります。
金融知識
世の中には様々な金融商品があり、それら金融商品に関する営業をかけられることも少なくないことでしょう。
各金融商品には長所短所が必ず存在します。もしあなたが金融商品に魅力を感じたら、まずすべきことは金融商品に関する勉強です。契約を焦る必要はありません。金融商品のリスクとリターンについてしっかり調べましょう。
金融商品について学ぶと、ニュースの見方も変わります。インフレやデフレ、為替相場、日経平均、景況感など社会情勢と自身の生活がリンクしてきたら、金融リテラシーが向上してきたともいえるかもしれません。
また金融知識でもうひとつ覚えておくべきなのが、クレジット支払やローンについて。分割払いは必ず金利が負荷され、複利となって家計を圧迫する可能性があります。
様々な支払方法が選択できる昨今ですが、そういった金利の知識を身に付けて資産を守ることも、マネーリテラシーにつながります。
外部の知識取り入れ
最後に紹介するのが、外部知識の取り入れです。
お金そして金融の関する知識は、様々なメディアから学ぶ必要があり、多面的に見ないとその本質は分かってきません。
たとえば自身は長期投資として米国株投資を継続していますが、目標は5年10年先のリターンです。株式相場自体は毎日上下動しています。それらを知らずに下落場面で米国株投資を始めた方は『こんなはずじゃなかった…』と後悔することにもなりかねません。
金融商品はその人のリスク許容度や期間設定によっても、適したものが大きく変わってきます。つまり誰か一人の意見ではなく、外部の様々な知識を取り入れることが金融リテラシーにつながってきます。
金融リテラシーを日々向上させよう
マネーリテラシーを高めるには
自身がマネーリテラシー向上でオススメするのは、やはり日々ニュースを見るということです。
近いところであれば消費税増税。10%の増税もすっかり定着しましたが、考えようによっては定価で買えたものが10%減ってしまったともいえます。
そのほか社会保険料なども年々上がっていて、社会情勢と税負担なんかは日々ニュースを見て学ぶと良いでしょう。
そういったことを習慣化すると、税金と正しい節税方法、そして自由に使えるお金を増やす方法も考えられるようになります。
新しいツール利用を検討する
金融リテラシーでは『自由に使えるお金』を増やすのも大切。
自由に使えるお金を減らすものには家賃、水道光熱費、保険料などいろんなものがあります。
中でも現代人の自由に使えるお金を左右するのが月々の『スマホ通信料金』。
昨今、月々のスマホ通信料金の価格帯もだいぶ更新され、消費者にもいろんな選択肢が出てきました。
ちなみに自身は『楽天モバイル』を2年ほど利用しており、月々1000程度で利用を継続出来ています。
繋がりやすさなどいろいろ言及されますが、そんなところもふまえて楽天モバイルを数年使ってみてのレビュー記事を書いてみました。
楽天モバイルへ乗り換えて2年経過したので使用感をレビューします。
マネーリテラシーを高めて、月々のスマホ代を見直すためにもぜひご覧ください。
日々コスト意識を持つ
マネーリテラシーでもうひとつ大切な要素が『コスト意識』。
自身の生活費など、コスト意識を心がけることが資産形成につながったり、生活を豊かにすることにもつながります。
そんなコスト意識、そして生活費の考え方に関しては過去記事でも紹介しています。
興味のある方はぜひご覧ください。
豊かな生活を送るための平均的な生活費の計算方法について解説します