『転職』や『仕事』をアップデートするなら覚えておきたい『コンフォートゾーン』。
コンフォートゾーンを知れば、自身がこれからやるべきことが見えてきます。
本記事では転職にも役立つ、そんなコンフォートゾーンからのアップデート方法を解説していきます。
○ コンフォートゾーンとは
○ コンフォートゾーン脱却は怖いのか
○ コンフォートゾーンと向き合うために
◇ 仕事術改善のためのコンフォートゾーン
○ コンフォートゾーンとラーニングゾーン
○ ラーニングゾーンへ踏み込むために
○ パニックゾーンには要注意
◇ confort zoneと付き合うとは
○ confort zoneからシームレスに
○ 現在と未来の転職職種を考える
転職のためにコンフォートゾーンを知る
コンフォートゾーンとは
コンフォートゾーンは、個人が心地よく感じ、ストレスや不快感が最小限に抑えられる範囲を指します。
それは身体的な快適さだけでなく、心理的な安定や満足感も含まれます。
そのためコンフォートゾーンでは、人々は日常のルーティンに慣れ親しんでおり、リスクや挑戦を避ける傾向があります。
そしてコンフォートゾーンに留まり続けることは成長や進歩を妨げる場合もあります。
つまり、新しい経験や挑戦を通じて、コンフォートゾーンの外に出ることは、個人の発展や成長にとって重要です。
とりわけビジネスで自身が提供できるものをアップデートしていくためにも、コンフォートゾーンを脱していくのも大切。
ですが、人によってはそんなコンフォートゾーン脱却へ尻込みしてしまうこともあるようです。
コンフォートゾーン脱却は怖いのか
コンフォートゾーン脱却を分かりやすくするために、まず図示してみました。ラーニングゾーンやパニックゾーンについては詳しく後述していきます。
さて、コンフォートゾーンから脱することに対する恐怖感の正体は、主に不確実性や変化への不安にあるといえるかもしれません。
コンフォートゾーンでは、私たちは予測可能な状況や既知のパターンに慣れています。
なので、人によっては新しい挑戦や経験に取り組むことは、予測不可能な結果や未知の状況と直面する可能性を意味することも。
この不確実性は、私たちの心理的な安定やコントロール感を揺さぶります。
また、失敗や批判、拒絶などのリスクもあるため、自信を失ったり自尊心が傷つくことへの恐れもあります。
しかし、コンフォートゾーンを超えることで、新たな成長や学びの機会が得られる可能性もあることも確かです。
コンフォートゾーンと向き合うために
ここまででコンフォートゾーンの概要がつかめてきたと思います。
端的に言えばコンフォートゾーンを乗り越えていくことが、人としてビジネスマンとしての成長につながるといえます。
さて、そんなコンフォートゾーンから自身をアップデートしていくためには、『ラーニングゾーン』や『パニックゾーン』との関係性を理解することも大切。
たとえば着目する点は下記の通り。
□ コンフォートゾーンとラーニングゾーン
□ ラーニングゾーンへ踏み込むために
□ パニックゾーンには要注意
これらチャプターについて次章でまとめてみました。
それらコンフォートゾーン、ラーニングゾーン、パニックゾーンを理解して、自身の現在と未来の立ち位置などを考えてみましょう。
仕事術改善のためのコンフォートゾーン
コンフォートゾーンとラーニングゾーン
コンフォートゾーンを抜けた先にはラーニングゾーンと呼ばれる領域があります。この領域はストレッチゾーンとも言われることがあります。
コンフォートゾーンは、これまで説明してきたように個人が心地よく感じ、安定した状態にある範囲を指します。
このゾーンでは、既知のスキルや知識を活用し、日常のルーティンや習慣に従って行動する傾向があります。
一方、ラーニングゾーンは、個人が新しいスキルや知識を獲得し、成長するために必要な領域を指します。この領域がストレッチゾーンを言われる所以は、新しいものを獲得していく伸びしろのある領域でもあるからです。
また、ラーニングゾーンでは、既知の範囲を超えて新たなことに挑戦し、不確実性や変化に対処する必要があります。
このゾーンでは、挑戦や努力が求められるため、時にはストレスや不安を感じるかもしれませんが、そこからの学びや成長が得られます。
つまり重要な点は、コンフォートゾーンからラーニングゾーンへの移行が、個人の発展と成長にとって重要な要素であること。
ラーニングゾーンで新たな経験や挑戦に取り組むことで、スキルや知識の拡大、自己超越、創造性の向上など、新たな可能性が開かれるといえるでしょう。
ラーニングゾーンへ踏み込むために
前述の通りラーニングゾーン(ストレッチゾーン)への移行はとても大切。
そこでコンフォートゾーンからラーニングゾーンへ踏み込んでいくためのプロセスを列挙してみました。
□ 目標の設定:
ラーニングゾーンへの移行に向けた明確な目標を設定しましょう。目標は具体的で実現可能なものであり、自分が成長したい領域に関連していることが重要です。
□ 新しい経験や挑戦の受け入れ:
新たな経験や挑戦を恐れずに受け入れましょう。新しいスキルや知識を獲得するためには、既知の範囲を超えて行動する必要があります。
□ ステップバイステップで行動する:
大きな目標を小さなステップに分割し、段階的に進めることで、取り組みやすくなります。少しずつ進むことで、自信をつけることができます。
□ フィードバックを受け入れる:
成長するためには、フィードバックを受け入れることが重要です。他人からの意見やアドバイスを素直に受け入れ、自己改善に役立てましょう。
□ 自己効力感を育む:
自己効力感(自分の能力を信じる感覚)を育むことが大切です。成功体験を積み重ねることや、適切なサポートやトレーニングを受けることで、自信を高めることができます。
□ 忍耐と挫折への対処:
ラーニングゾーンでは、挫折や困難に直面することがあります。しかし、忍耐強く取り組むことや、挫折を学びの機会と捉えることが重要です。途中で諦めずに続けることが成長への道です。
□ 自己評価と振り返り:
定期的に自己評価や振り返りを行い、自身の成長や進捗を確認しましょう。達成感や自己満足感を得ることで、モチベーションを高めることができます。
これらのプロセスや方法を継続的に実践することで、コンフォートゾーンからラーニングゾーンへの移行が促進され、個人の成長や学習の機会が広がります。
パニックゾーンには要注意
コンフォートゾーンは、個人が心地よく感じる範囲であり、ストレスや不快感が最小限に抑えられています。ここでは、既知のスキルや知識を活用し、日常のルーティンや習慣に従って行動することが一般的です。
一方、コンフォーゾーンそしてラーニングゾーンを抜け出しすぎてしまうと、パニックゾーンに至ります。
パニックゾーンは、極度のストレスや不安によって引き起こされる状態です。このゾーンでは、個人が受ける圧力や緊張が過大であり、心身のバランスが崩れています。
また、パニックゾーンでは、適切な対処や調整が行われない限り、不安や恐怖感が支配し、身体的な反応や思考の混乱が生じることがあります。
コンフォートゾーンとパニックゾーンは、一定の関係性を持っています。通常、コンフォートゾーンから一歩踏み出してラーニングゾーンに進むことは、成長や学習の機会を提供します。
しかし、過度なストレスや不安が加わると、パニックゾーンに入る可能性があります。
このような状況では、適切なサポートやストレス管理の方法を使用することが重要です。個人は、自身のパニックゾーンを正しく認識し、適切な手段でストレスを緩和し、リラックスや自己ケアを行う必要があります。
くわえてパニックゾーンに陥った場合でも、プロフェッショナルなサポートや助言を受けることも重要です。
総じて言えることは、コンフォートゾーンとパニックゾーンは相互に関連していますが、適切なストレス管理とバランスの取れたアプローチによって、健康的な学習と成長を促進することができるといえるでしょう。
confort zoneと付き合うとは
confort zoneからシームレスに
最後に伝えたいのは転職、仕事をアップデートするキーは『confort zoneからseamless』に付き合っていくということ。
前述したようにコンフォートゾーンからラーニングゾーンへ移行するためには、様々なプロセスを経ます。
ですがラーニングゾーンへ一歩踏み出すきっかけはいろんなところに落ちています。
それはたとえば日々目にかけるニュース。
もしくは顧客とのちょっとした会話での気づきにあるかもしれません。
そんな感じで学びのチャンスはいたるところに落ちています。
つまりは学ぶために学ぶではなく、日ごろからの気づきを大切に。
得られた情報を意味のあるものへ移行していく作業を、シームレスにしていくことがコンフォートゾーンからのアップデートに必要であるといえるでしょう。
現在と未来の転職職種を考える
コンフォートゾーンを理解できれば、自ずと仕事のやり方やその職種自体を検討するクセが出来てきます。
たとえば職種には大別できるものとして『外回り仕事』、『内勤仕事』といってカテゴリーに分けられます。
外回り仕事の職種なんかは営業職なんかをイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
ちなみに自身も医療職、その中でも訪問医療を中心とした外回り仕事に従事しています。
そこでは実際にクライアントとなる利用者、患者へ出会い、コミュニケーションの中でその実生活に根差した課題を共有させていただく機会があります。
なのでコンフォートゾーンのアップデート方法として、外回り仕事など会社を出て実際に顧客に接する仕事に注目してみるのも面白いかもしれません。
そんな『外回り仕事』ですが、過去記事でそのメリットやデメリットなど経験をふまえつつ解説しています。
興味のある方はぜひご覧ください。
コンフォートゾーンからアップデートして、仕事も人生も充実を図っていこう。