日経平均やNYダウ、為替相場の騰落率を確認して、今後のパフォーマンスを考えよう。
☆投資にはリスクが伴います。しっかり情報収集して自己責任で行いましょう。
○ ニューヨークダウは2.71%の上昇
○ S&P500は5.24%の上昇
○ NASDAQは5.40%の上昇
◇ 4月の日経平均やTOPIXなど日本市場
○ 日経平均は1.26%下落
○ TOPIXは2.85%%下落
○ 為替ドル円レートは1.384円の円高
◇ 4月の米国市場や日本市場の動き
○ 4月は米国上昇、日本下落
○ 米国キャピタルゲイン増税に着目
4月のNYダウ、S&P500など米国市場
ニューヨークダウは2.71%の上昇
ニューヨーク証券取引所、NASDAQ上場の30銘柄から構成されるダウ平均株価。3月31日終値32981.6ドルに対して4月30日終値は33874.9ドルとなり、2021年4月度の騰落率は2.71%となりました。
騰落率算出にはDJIを参考に計算しました。
DJI指数チャートより
出典:TradingView.DJIチャート.TradingView.2021/5/2
なお相場の振り返りのために、先月の各インデックスのパフォーマンスについてまとめた記事も添付しておきます。
興味のある方はぜひご覧ください。
S&P500は5.24%の上昇
ニューヨーク証券取引所やNASDAQへ上場している代表500社から構成されるS&P500。3月31日終値は3972.9ドルに対して4月30日終値は4181.2ドルとなり、2021年4月度の騰落率は5.24%となりました。
騰落率算出にはSPXを参考に計算しました。
SPXチャートより
出典:TradingView.SPXチャート.TradingView.2021/5/2
4月度のパフォーマンスとしては、S&P500は5.24%とニューヨークダウの2.71%を上回り、S&P500のパフォーマンスに軍配が上がりました。
NASDAQは5.40%の上昇
電子株式市場のNASDAQ。3月31日終値は13246.87ドルに対して4月30日終値は13962.28ドルとなり、2021年4月度の騰落率は5.40%の上昇となりました。
騰落率算出にはIXICを参考に計算しました。
IXICチャートより
出典:TradingView.IXICチャート.TradingView.2021/5/2
4月度においては、ニューヨークダウやS&P500が5.24%上昇で終えているのに対して、NASDAQも5.40%上昇と同程度のパフォーマンスとなりました。
4月の日経平均やTOPIXなど日本市場
日経平均は1.26%下落
日本の株式市場を代表する225銘柄で構成される日経平均株価。3月31日終値は29178.73円に対して、4月30日終値は28812.41円となり、2021年4月度の騰落率は1.26%の下落で終えました。
騰落率算出にはNI225を参考に計算しました。
NI225チャートより
出典:TradingView.NI225チャート.TradingView.2021/5/2
3月半ば頃は終値で3万超えを果たすなどのパフォーマンスを発揮した日経平均でしたが、4月騰落率は下落で終えることとなりました。
TOPIXは2.85%%下落
東京証券取引所の全銘柄で構成されるTOPIX。3月31日終値は1954.00円円に対して4月30日終値は1898.24円となり、2021年4月度の騰落率は2.85%下落で終えました。
騰落率算出にはTOPIXを参考に計算しました。
TOPIXチャートより
出典:TradingView.TOPIX指数チャート.TradingView.2021/5/2
4月度のパフォーマンスとしては、日経平均が1.26%の下落であるのに対して、TOPIXは2.85%の下落となり共に下落で終えることとなりました。
為替ドル円レートは1.384円の円高
為替相場におけるドル円レートについて着目すると、3月31日終値は110.674円に対して4月30日終値は109.29円となり、2021年4月度のドル円レートは1.384円の円高で終えました。
騰落率算出にはUSDJPYを参考に計算しました。
USDJPYチャートより
出典:TradingView.USDJPY指数チャート.TradingView.2021/5/2
☑米国市場や日本市場の動き
4月は米国上昇、日本下落
4月度の騰落率ではNYダウとS&P500は上昇、日経平均とTOPIXは下落となり、米国株に軍配が上がりました。
特にNYダウ2.71%上昇に対して、S&P500は5.24、NASDAQは5.40%と大幅な上昇となりました。
4月は特に2021年1月から3月にかけての四半期決算において、GAFA+Mの決算発表があり、軒並み増益ということが米国株市場の上昇につながったと考えられます。
米国キャピタルゲイン増税に着目
今後、注目すべきトピックとしてバイデン大統領が打ち出したキャピタルゲイン増税案があります。
同氏は200兆円の経済対策を打ち出したことが記憶に新しいですが、合わせて中間層の保護政策として高所得者層への増税ということでキャピタルゲイン増税案を打ち出したようです。
今後、この法案の審議や可決に関して、マーケットの動きとどう連動するのかに注目が集まります。
NYダウやS&P500の上昇、日経平均下落と4月度のパフォーマンスに明暗あり。各国政策なども注目しつつポートフォリオを検討しましょう。