いよいよサポート終了が近づいてきた『windows8』。
サポート終了したOSを使うと、様々なリスクがあることはご存じでしょうか。
そんなOSのサポート体制の意義、そしてサポート終了後の対処法について詳しく解説していきます。
○ ウィンドウズOSのサポート体制
○ 直近ではwindows8と8.1がサポート終了
○ windowsのサポート終了後はどうなる?
◇ サポート終了後パソコンを使うと
○ ウィンドウズサポート終了によるウイルスリスク
○ パソコン利用で不具合が出る可能性も
○ 個人情報漏洩にも要注意
◇ ウィンドウズOSサポート終了と対策
○ windows8サポート終了前に10へアップグレード
○ windows11アップグレードとスペック要件
windowsOSのサポート体制とは
ウィンドウズOSのサポート体制
ウィンドウズOSのサポートの目的として『脆弱性への対応』といったものがあります。
どんなソフトウェアでもリリースから完璧なものは存在しません。セキュリティ面、パソコンの挙動といった点でアフターフォローが必要となってきます。
なのでwindows OSにおいても保守管理が必要となり、Microsoft社によってサポート体制が設けられています。
また、ウィンドウズOSはバージョンごとに、提供会社であるマイクロソフト社によりサポート期間が決められています。
たとえばwindows7は2020年1月14日にサポート期間は終了しました。
そしてwindows8もまたサポート終了期間が迫ってきました。
直近ではwindows8と8.1がサポート終了
本記事執筆中の2022年12月14日時点ですが、windows8と8.1のサポート終了までいよいよ一か月を切ってきました。
具体的にはwindows8と8.0のサポート期間は2023年1月10日で終了になります。
ちなみにwindows10のサポート期間は2025年10月14日で終了となっているようです。
数年おきにリリースされ、その都度サポート期限も迫ってくるwindowsOS。
サポート終了が近づいてきて慌てふためくことがないように、期限を事前に把握しておいて、必要な対応をしていきましょう。
windowsのサポート終了後はどうなる?
そんな期限の切られたwindowsOSですが、サポート終了後はどうなるのでしょうか。
サポートの終了したウィンドウズOSをオンラインで使い続けると、いろんなリスクが存在します。
たとえばwindows8のサポートが終了したら
◇ 新しいコンピュータウイルス
◇ パソコン利用で不具合が出る
◇ 個人情報の漏洩
など様々なリスクに晒されることになります。
次章ではそれらリスクについて具体的に見ていきましょう。
サポート終了後パソコンを使うと
ウィンドウズサポート終了によるウイルスリスク
ウィンドウズサポートの終了したOSを使っているパソコンでは、コンピュータウイルスによるリスクが高まります。
世の中には様々なOSが出回っていますが、どんなOSにもセキュリティホールと言われるものが存在します。
セキュリティホールとはいわゆるバグ(不具合)を指し、その名の通りセキュリティの穴となる部分となります。
windowsOSにおいてはセキュリティホールが見つかるたびに、Microsoft社の技術者によって対応がなされているという仕組みです。
そしてwindowsアップーデートで修正パッチなどを配布し、セキュリティホールの改善がなされています。
逆に言えばサポート期限を迎えたOSはセキュリティホールの改善がなされない状態となり、その脆弱性をついたコンピュータウイルスのリスクに晒されてしまいます。
そのためコンピュータウイルスのリスク低減のため、サポートされたOSを利用して最新の状態に保っておくということがとても大切になります。
パソコン利用で不具合が出る可能性も
windowsの保守が切れたOSを使い続けることは、セキュリティ面以外にも影響が出てきます。
たとえば『パソコン利用における不具合』。
様々な用途で用いられるパソコンですが、OSを理由とした不具合もないわけではありません。
これもサポート体制が続いているOSであれば修正パッチで対応してくれますが、サポート終了後はその恩恵を受けられなくなります。
快適かつ安全に利用するためにも、ウィンドウズOSはアフターフォローが受けられるものを利用していきましょう。
個人情報漏洩にも要注意
昨今、インターネット利用で懸念されるもののひとつが『個人情報の漏洩』。
前述したようにサポートの終了したOSでは、セキュリティホールが見つかっても脆弱性へ対処がなされず、放置される可能性があります。
そのためウィークポイントをついた攻撃で、自身が保存している個人情報などが取得される恐れもあります。
これがまだ自身の情報ならまだしも、たとえば企業における顧客の個人情報などが漏洩してしまっては目も当てられません。
サポートの終了したwindows7や8などでインターネット接続をしないならば、そういったリスクも回避できますが、それでは仕事にならないのが現代の仕事。
個人情報を安全に守るためにも、サポート体制のあるOSを利用していきましょう。
ウィンドウズOSサポート終了と対策
windows8サポート終了前に10へアップグレード
ここまでお読みいただいた方は、サポートの終了したwindowsOSを使い続けることの意味についてご理解いただけたと思います。
最後に対処法について紹介します。
前述の通りwindows8もしくは8.1は2023年1月10日にサポートが終了します。
なので対処法としてはwindows10へアップグレードしましょう。windows10であれば後2年程度はサポートを受けられます。
そんなwindows10へのアップグレード方法については過去記事で紹介しています。
興味のある方はぜひご覧ください。
windows11アップグレードとスペック要件
2年後のwindows10のサポート終了を見越すなら、windows11へのアップグレードを検討してみるのも有効です。
そのうえで覚えておきたいのが、ウィンドウズ11のアップグレードでひとつのハードルとなる『スペック要件』。
スペック要件としてはCPU、メモリ、ストレージなど一定の値以上のものが要求されます。
ちなみに自身は最近windows11にアップグレードしましたが、なかなか快適に使えています。
そんなwindows11のスペック要件、アップグレード方法については過去記事で紹介しています。
興味のある方はぜひご覧ください。
windowsOSのサポート体制を理解して、安全にパソコンを利用しよう。