転職や異動後に仕事を早く覚える方法とコツについて解説します。

転職や異動後に仕事を早く覚える方法とコツについて解説します。
       

春先など季節の変わり目は在職中での異動、転職などが多い季節。

そんなイベントもあり仕事を一から覚える必要にかられている方も多いことでしょう。

今日は自身の経験を元に、異動や転職後にできるだけ早く仕事を覚えて活躍する方法について紹介します。

新しい仕事を覚えるまでに

初めての仕事を覚えられないのは当たり前

転職や異動後、初めての仕事へ取り組んでいく際に大切なのはある種の開き直りです。

たとえば営業⇒事務、経理⇒総務など部署自体が変わり、仕事に取り組もうにも、始めての仕事をなかなか覚えられないのは当たり前です。

仕事が覚えられずふてくされた態度を取るのは厳禁ですが、『覚えれないのは当たり前』と開き直ってメンタルコントロールすることで、こころのケアにつながります。

スタートアップでへこたれないよう、上手にメンタル管理をしていきましょう。

まずは仕事を覚えるまでにメモを取る

新人で仕事を早く覚えるためにはメモを取ることも大切になる。

新人として新しい仕事へ取り組むときに有効なのは、まずメモを取って手順を記録していくことです。メモで備忘録を作成しておけば、業務で分からないことが出てきても振り返ることができます。

自身のオススメはメモを取って、Wordで推敲しておくことです。たとえば営業職へ初めて取り組むときを例示すると、

【出発時】
①営業車両空き状況確認
②車両使用記録作成
③営業先と時間を掲示板に記載

【帰社時】
①走行距離記録
②営業日報作成
③見込みなど進捗状況記録

という風に、やるべきことを状況別で箇条書きすると振り返りやすくなります。

初めはチェックリスト変わりに使って、少しずつ卒業していけるのが理想です。

仕事を早く覚えるコツは模倣にアリ

新しい仕事を覚えるコツは、先輩社員の模倣を心掛けることがとても大切です。

初めての仕事でついついやりがちな失敗が、自身で『これでよいだろう』と考えて仕事に取り組み、後でミスが発覚して仕事が増えること。

そんなミスが増えると、自身のみならず先輩社員の手間を増やしてしまう恐れがあります。

それでは仕事をいかに模倣し、素早く職務能力を獲得していくかについて確認していきましょう。

模倣で仕事を早く覚える方法

仕事を考える前に先輩に聞く

まず大切なのは、新しい仕事を自身で悩み考えて取り組む前に、先輩に聞くということです。

部署が変わると作業内容が変わることもさることながら、押さえておくべき人や期間設定などもガラリと変わることがあります。

つまり前部署の常識は通用せず、転職先や異動先のルールを新しく覚えることが、職務能力を素早く獲得するコツになります。

先輩社員が忙しく指示受けし辛い場面もあるかもしれませんが、空気を読みつつしっかりコミュニケーションを取りましょう。そうすることで、後々の先輩社員の負担も減らすことができます。

模倣とルーチン化が大切

仕事を早く覚えるなら上司から仕事を学ぶ。模倣してルーチン化も良い。

新しく仕事を覚えるコツは模倣とルーチン化が大切になってきます。

仕事を模倣するためには先輩社員から盗むも良し、直接業務内容について聞くのも良いでしょう。

初めての仕事はたいていキャパシティを超えてしまい、全てをいきなり模倣するのは無理です。たとえば部署異動で初めて営業職となった場合、いきなり営業をかけて契約を取るのは至難の業です。

そのため『新規開拓営業』であれば、まずは下記のように職務内容を分解してみましょう。

① アポ取り電話
② 見込み顧客リストアップ
③ 紹介資料作り
④ 契約書類作成
⑤ プレゼン
⑥ クロージング
⑦ アフターフォロー
⑧ 契約更新作業

出来るところから模倣しつつ、取り組んでいくことが大切です。

模倣の中でルーチンワークとして仕事に取り組めるようになれば、一人前になるのもすぐそこです。

守破離の精神で仕事に取り組む

自身が好きな言葉に、剣道などで用いられる『守破離』といった心構えがあります。

守は師匠の教えを守り鍛錬に励むこと。前述したところで言うところの模倣の段階です。

破は教えを遵守しつつ、自身の工夫を取り入れていく段階。仕事でいうならば、模倣していた仕事をさらに効率化する段階になります。

離は自身の道を見つけて卒業していくことを指します。仕事では模倣の段階を終了し、オリジナルのやり方で仕事に取り組む段階です。

新しい仕事を獲得していく上で、守破離の精神を取り入れてみましょう。

初めての仕事で焦らないのが肝要

仕事の失敗は成功の糧

初めての仕事は、自身もそうですがどうしても緊張するもの。しかし焦らないのが肝要です。

特に意気込んで新しい仕事に取り組んでも、当然のごとく失敗します。

でもそれは成功の糧と考えましょう。人間は失敗しなければ、学ぶことはできません。

どんな仕事もいつかは慣れて、惰性でこなせるようにもなれます。初めての仕事も長期目線で、焦らず取り組んでいきましょう。

チャレンジを楽しもう

最後にですが、初めての仕事へ取り組むときはチャレンジを楽しむ心が大切です。

それは別になんでもかんでも前向きに生きよう、という精神論というわけではありません。

転職や異動ではたらく場所が変わると、今までと違った視点で仕事が出来るようになり、視野が広がります。

仕事を俯瞰して挑めるようになると楽しさが出てきます。新しい仕事へのチャレンジを楽しむことは、業績アップにもつながることでしょう。

仕事を言語化して取り組むのも重要

仕事を早く覚えるなら『言語化』することもカギになります。

仕事を依頼されたとき、曖昧なまま業務を進めていませんか。

それだと仕事の進捗が芳しくないこともしばしば。

つまり曖昧、そして抽象的な仕事内容を明確化することが、仕事をうまく進めるポイントになります。

そんな仕事の明確化に寄与する『仕事の言語化』に関して動画を作ってみました。ぜひ一度ごらんください。