転職就活で面接質問対策その2。自己PRを考えてしっかりアピール。

就活転職の面接質問対策で必須の自己PRの使い方について紹介します。
       

面接質問で定番の自己PR。しっかり対策して転職就活を成功させよう。

前回記事で紹介した志望動機と同様に、よく面接質問で聞かれる『自己PR』。自身のアピールポイントの見つけ方、自己PR口頭文の作成方法まで紹介します。

面接の自己PRを作成する前に

○ 自身の長所を書き出してみよう

自己PR作成のためにまず実行すること。それは自身の長所の洗い出しです。

やり方は簡単。箇条書きでも殴り書きでも構いません。まずは書き起こしてみましょう。実施要領は以下の通りです。

自身の長所
・まじめ
・我慢強い
・優しい
・人が好き
・リーダーシップがある
etc…

というふうに、どんどん列挙していきましょう。これらが自己PRのための材料となっていきます。

○ 客観的評価もあると良し

転職就活における逆質問は面白い回答でアピールになる

さて、上記では自身が思うところの自身の長所を書き出していきました。そこに客観的評価が付いたものがあれば、なお良しです。

たとえば『まじめ』という長所を例にとって考えてみます。自身がまじめであるといった自覚があり、過去に他人から『なんでもまじめに取り組みますね』や『今日もまじめに仕事に取り組むね』など、客観的評価があれば間違いなくあなたの長所と認識していいでしょう。

自己PRとして述べる際にも客観的評価は大切。他人からかけられた言葉を振り返ってみましょう。

○ 数字を盛り込むと伝わりやすい

長所を述べるには、エピソードとして数字を盛り込むと相手に伝わりやすくなります。

たとえば『まじめ』といった長所を例に考えてみます。自己PRの文章例だと

『○○の仕事をまじめに5年間取り組み、職務内容の研鑽に励み、売上も5年前と比較して二倍に増えました』。

のように数字を加えてエピドードとして語ると効果的です。上記だと面接官へ『5年くらいは同職種へコツコツとまじめに取り組める人物』そして『少しずつ自身を更新していける人物』といった一生を与えることができます。

上記をふまえて、自己PRの文章例を参考にアピール方法について考えていきましょう。

例文を使って自己PRを考える

○ 自己PR例文

この項目では自己PR例文を掲載します。よければ参考にしてみてください。

——————-ここから———————-

 自身の長所はまじめなことだと認識しています。
 前職におきましても○○職へ5年間まじめに仕事に取組み、手順を遵守して仕事に取り組む一方で、○○職の仕事について研鑽に励んでまいりました。その甲斐あってか、仕事の工数削減につながり、部署全体として残業時間を2割ほど減らすことができました。上司からも『まじめに仕事に取り組んだ結果だね』と評価していただいたことが印象的です。
 御社のきましても真面目に仕事に取組み、日々研鑽に励みつつ貢献できるよう頑張ってまいります。

——————-ここまで———————-

なおこの文章での文字数は225文字。自己PRも志望動機同様に30秒から一分程度は考えておきましょう。例文を参考に、あなたの詳細なエピソードを盛り込んで300から400文字程度にすると良いでしょう。

○ 文頭で長所をしっかりと伝える

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前述した自己PR文章例でも分かるように、文頭でしっかり自身の長所を伝えることが大切です。

面接官より『あなたの長所を教えてください』と質問されたなら、話始めは『自身の長所は○○であると認識しています。なぜなら…』といった具体で入ると良いでしょう。

面接もさることながら、ビジネスの現場では限られた時間で相手に売り込んでいかなければなりません。そのためにも伝えたいことは文頭に置く癖をつけると良いでしょう。

○ エピソードを加えて具体性を出す

こちらも文章例で示していますが、自身の長所に具体性を印象付けるためにはエピソードを盛り込むことが大切です。

転職なら過去の職歴での実績、新卒就活なら学業やサークル活動での成果などを盛り込むと良いでしょう。

それら実績や成果に、他人からかけられた言葉である客観的評価があるなら、長所も伝わりやくなります。

自己PRでうまくアピールするために

○ 大切なのは長所の伝え方

今回は『まじめ』といった長所を例に、うまく自己PRを実施する方法について考えてきました。

ちなみに『まじめ』な人物に対して、面接官としては『融通の利かない頑固者ではないだろうか』といった疑念もいだきます。その疑念に関する質問が飛んでくる可能性もゼロではありません。

長所というのは短所と表裏一体です。自身をより良くアピールしたいのは応募者全員の願いです。ですが、自分が述べたことに関して詳細に突っ込まれる可能性があることも想定して、対策に挑みましょう。

○ 長所と応募先のメリットをリンクさせる

自己PRは自身の長所を述べることが目標ではありません。自身の長所が、いかに応募先に貢献できるかといったメリットを感じさせる必要があります。

たとえば前述の文章例では、まじめに仕事に取り組んだ→コツコツ仕事に取組みつつ工数削減を達成した→部署全体の産業時間が減って残業代圧縮に貢献したといった流れの説明になります。

仕事によっては仕事の手順が厳格に決められ、個人の力では工数削減は困難な職種も存在します。そういった場合は別の長所をアピールし、応募先に貢献できる旨を伝えられるよう工夫しましょう。

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