2023年1月の日経平均、米国株、為替相場について解説します。

2023年1月の日経平均、米国株、為替相場について解説します。
       

いよいよ幕を開けた2023年のマーケット。

まずは初月の日経平均や米国株、ドル円為替の騰落率を確認して、今後の相場を見据えていきましょう。

☆投資にはリスクがあり成績を保証するものではありません。余裕資金と自己責任の範囲内で検討しましょう。

目次

1月のNYダウ、S&P500など米国市場

ニューヨークダウは2.83%の上昇

ニューヨーク証券取引所、NASDAQ上場の30銘柄から構成されるダウ平均株価。2022年12月30日の終値は33147.26ドルに対して、2023年1月31日の終値は34086.06ドルとなり、2023年1月度の騰落率は2.83%の上昇となりました。

年初来からの騰落率は同様に2.83%の上昇となります。

騰落率算出にはDJIを参考に計算しました。

DJI指数チャートより

出典:TradingView.DJIチャート.TradingView

2023年初月を終えたニューヨークダウジョーンズ平均工場業株価。

昨年より堅調の推移しており、1月もプラス2.83%で終えました。

なお相場の振り返りのために、先月の各インデックスのパフォーマンスについてまとめた記事も添付しておきます。

興味のある方はぜひご覧ください。

2022年12月度の米国株、日経平均、ドル円為替相場を解説します

S&P500は6.18%の上昇

ニューヨーク証券取引所やNASDAQへ上場している代表500社から構成されるS&P500。2022年12月30日の終値は3839.49ドルに対して、2023年1月31日の終値は4076.59ドルとなり、2023年1月度の騰落率は6.18%の上昇となりました。

年初来の騰落率は同様に6.18%の上昇となります。

騰落率算出にはSPXを参考に計算しました。

SPXチャートより

出典:TradingView.SPXチャート.TradingView

ダウと同様に6.18%上昇とパフォーマンスの良かったS&P500。

年末ラリーの来なかった12月分を戻す形となりました。

NASDAQは10.68%の上昇

電子株式市場のNASDAQ。2022年12月30日の終値は10466.48ドルに対して、2023年1月31日の終値は11584.55ドルとなり、2023年1月度の騰落率は10.68%の上昇となりました。

年初来の騰落率は同様に10.68%の上昇となります。

騰落率算出にはIXICを参考に計算しました。

IXICチャートより

出典:TradingView.IXICチャート.TradingView

2023年1月で10.68%上昇と最もパフォーマンスが良かったのがナスダック。

ダウのパフォーマンスを超えたのが印象的でした。

トレンド転換が一過性か、本物となるか今後の相場をしっかりと確認していきましょう。

1月の日経平均やTOPIXなど日本市場

日経平均は4.72%の上昇

日本の株式市場を代表する225銘柄で構成される日経平均株価。2022年12月30日の終値は26094.43円に対して、2023年1月31日の終値は27327.04円となり、2023年1月度の騰落率は4.72%の上昇で終えました。

年初来の騰落率は同様に4.72%の上昇になります。

騰落率算出にはNI225を参考に計算しました。

NI225チャートより

出典:TradingView.NI225チャート.TradingView

米国株指数と共にパフォーマンスの良かった日経平均。

2022年はS&P500と比較して底値の固かった日経平均ですが、円安の一服した相場状況で割安感も減るなか、今後も底値固く推移していくか注目が集まります。

TOPIXは4.42%上昇

東京証券取引所の時価総額や流動性の高い大型株銘柄で構成されるTOPIX。2022年12月30日の終値は1891.71円に対して、2023年1月31日の終値は1975.27円となり、2023年1月度の騰落率は4.42%上昇で終えました。

年初来の騰落率は同様に4.42%の上昇となります。

騰落率算出にはTOPIXを参考に計算しました。

TOPIXチャートより

出典:TradingView.TOPIX指数チャート.TradingView

2023年に入ってからは日経平均と同様に、4.42%上昇のパフォーマンスで終えたTOPIX。

引き続き堅調に推移しています。

為替ドル円レートは1.042円の円高

為替相場におけるドル円レートについて着目すると、2022年12月30日の終値は131.101円に対して、2023年1月31日の終値は130.059円となり、2023年1月度のドル円レートは1.042円の円高で終えました。

年初来では同様に1.042円の円高となりました。

騰落率算出にはUSDJPYを参考に計算しました。

USDJPYチャートより

出典:TradingView.USDJPY指数チャート.TradingView

2023年の初月は円高で終えたドル円為替相場。

ドル円為替は今年も様々な経済指標で動き、そして日米企業の業績にも大きな影響を与えていくものと考えられます。

そんな2023年も注目の経済指標については過去記事でまとめています。

興味のある方はぜひご覧ください。

【2023年度版】世界株価や為替の投資で理解すべき経済指標とは

2023年1月の相場関連ニュース

FOMCで利上げ幅縮小が決定

1月下旬に実施された2023年で初めてのFOMC。

金利政策は概ね市場関係者の予想通りに、0.25%の利上げが決定されました。

今年のFOMCの注目点として

① ターミナルレート(金利上限値)がどこで止まるか
② 2023年内に利下げがあるか

といったところが争点となってきそうです。

それらFOMC金利政策と市場関係者予想の確認方法について、過去記事で概要をまとめています。

興味のある方はぜひご覧ください。

投資家に役立つ政策金利動向の評価ツールについて解説します。

9月から12月の四半期決算を発表

2023年1月中旬より米国企業の決算発表ラッシュが始まりました。

利上げの恩恵を受けた企業もあれば、ドル高の為替で苦労した企業など決算発表の有り様も様々でした。

今後は逆金融相場、逆業績相場からどのように相場が推移していくのかに注目が集まります。

なお決算発表スケジュールの確認方法、そして逆業績相場の考え方などに関しても過去記事で紹介しています。

興味のある方はぜひご覧ください。

米国株投資のための決算発表日やEPS検索に役立つサイトを解説

投資理解に必要な逆金融相場から逆業績相場への移行期とは。

2023年も金利、指標、株価をしっかりチェックして、今後の資産管理へ役立てていきましょう。