2022年12月度の米国株、日経平均、ドル円為替相場を解説します

インフレや金融引き締めなど、いろいろあった2022年の相場。

ぜひ本記事で2022年の相場を振り返って、2023年の投資に向けて準備に役立ててください。

☆投資にはリスクがあり成績を保証するものではありません。余裕資金と自己責任の範囲内で検討しましょう。

目次

12月のNYダウ、S&P500など米国市場

ニューヨークダウは4.17%の下落

ニューヨーク証券取引所、NASDAQ上場の30銘柄から構成されるダウ平均株価。2022年11月30日の終値は34589.77ドルに対して、2022年12月30日の終値は33147.26ドルとなり、2022年12月度の騰落率は4.17%の下落となりました。

年初来からの騰落率は8.78%の下落となります。

騰落率算出にはDJIを参考に計算しました。

DJI指数チャートより

出典:TradingView.DJIチャート.TradingView

10月、11月の勢いそのままに上昇が続くか注目されていたニューヨークダウジョーンズ平均工場業株価。

米国株主要3指数のパフォーマンスでは一番耐えていたものの、2022年は8.78%の下落で相場を終了しました。

S&P500は5.90%の下落

ニューヨーク証券取引所やNASDAQへ上場している代表500社から構成されるS&P500。2022年11月30日の終値は4080.11ドルに対して、2022年12月30日の終値は3839.49ドルとなり、2022年12月度の騰落率は5.90%の下落となりました。

年初来の騰落率は19.44%の下落となります。

騰落率算出にはSPXを参考に計算しました。

SPXチャートより

出典:TradingView.SPXチャート.TradingView

12月の年末ラリーは来るか注目されていたS&P500。

残念ながら12月は下落で終了。そして2022年は19.44%の下落で相場を終了しました。

自身も含めて投資家の方々は、ベアマーケットでたくさんのことを学べた1年でしたね。

NASDAQは8.73%の下落

電子株式市場のNASDAQ。2022年11月30日の終値は11468ドルに対して、2022年12月30日の終値は10466.48ドルとなり、2022年12月度の騰落率は8.73%の下落となりました。

年初来の騰落率は33.1%の下落となります。

騰落率算出にはIXICを参考に計算しました。

IXICチャートより

出典:TradingView.IXICチャート.TradingView

米国株主要3指数で12月で最もパフォーマンスが悪かったのがナスダック。

2022年のパフォーマンスも33.1%下落となかなかキツい1年でした。

年初来のパフォーマンスが悪かった理由として、ダウやS&P500と比較してNASDAQはグロース株の比率が高く、利上げ局面が逆風となったことが挙げられます。

2023年も利上げがどこまで続くか、そして利下げがどこで来るのかについて注目していきましょう。

12月の日経平均やTOPIXなど日本市場

日経平均は6.70%の下落

日本の株式市場を代表する225銘柄で構成される日経平均株価。2022年11月30日の終値は27968.92円に対して、2022年12月30日の終値は26094.43円となり、2022年12月度の騰落率は6.7%の下落で終えました。

年初来の騰落率は9.37%の下落になります。

騰落率算出にはNI225を参考に計算しました。

NI225チャートより

出典:TradingView.NI225チャート.TradingView

12月30日、東証へ首相を招いて大納会を終えた日経平均。

12月は長期金利0.5%までの上限引き上げもあり、為替の関係もふまえて割安感の減った日経平均は6.7%の下落。

2023年は日銀の金融緩和政策の転換点などにも、株式相場と合わせて注目していきましょう。

TOPIXは4.73%下落

東京証券取引所の時価総額や流動性の高い大型株銘柄で構成されるTOPIX。2022年11月30日の終値は1985.57円に対して、2022年12月30日の終値は1891.71円となり、2022年12月度の騰落率は4.73%下落で終えました。

年初来の騰落率は5.05%の下落となります。

騰落率算出にはTOPIXを参考に計算しました。

TOPIXチャートより

出典:TradingView.TOPIX指数チャート.TradingView

11月を終えた時点で2022年初来ー0.34%と、年初来を更新するか注目されていたTOPIX。

終わってみれば12月は下落し、2022年は5.05%の下落で相場を終えています。

ですが日経平均、そして米国株主要3指数と比較しても、2022年に最もパフォーマンスとして耐えたのはTOPIXでした。

為替ドル円レートは7.023円の円高

為替相場におけるドル円レートについて着目すると、2022年11月30日の終値は138.124円に対して、2022年12月30日の終値は131.101円となり、2022年12月度のドル円レートは7.023円の円高で終えました。

年初来では16.011円の円安となりました。

騰落率算出にはUSDJPYを参考に計算しました。

USDJPYチャートより

出典:TradingView.USDJPY指数チャート.TradingView

11月に続き12月も円高方向へ進んだドル円為替相場。

前述したように12月は日銀の長期金利0.5%まで上限引き上げにより、日米の長期金利差が短縮したことで円高方向へ進んだものと考えられます。

ですが2022年終わってみれば16.011の円安で終えました。

2022年のそんな円安相場で外貨預金をして、為替差益を獲得された方もいるかもしれません。

そんな方々のために、為替差益のe-taxを使った確定申告の方法について過去記事でまとめてみました。

興味のある方はぜひご覧ください。

外貨預金での為替差益の計算方法や確定申告のやり方とは。

2023年の相場動向について

逆業績相場の可能性

2020年から2021年までは金融緩和の恩恵を受けた【金融相場】。

ですが2022年は一転し、利上げによる引き締めを開始した【逆金融相場】となりました。

そうなると気になるのは2023年の相場の動向。

最近のニュースでも金融引き締めにより、金融緩和時期と比較して企業の借り入れコストが増加して、業績が落ち込む【逆業績相場】なるものが示唆されています。

投資においてもそんな金融の緩和や引き締め、業績の方向性などを探る必要があり、それに伴いポジションのローテーションなども検討する必要があります。

そんな相場、そしてローテーションについては過去記事でも紹介しています。

興味のある方はぜひご覧ください。

投資理解に必要な逆金融相場から逆業績相場への移行期とは。

景気循環のサイクルから考えるセクターローテーションとは。

日米金利差とドル円為替の方向性

前述したように2022年12月、日銀は長期金利を0.5%まで許容上限範囲を変更。

それに伴い長短金利差は縮小しました。

日米の金利差の縮小すると金利の安い日本円を借りて、高い金利のアメリカドルに転換して運用するといった円キャリーの利ザヤが減少。

つまり円安圧力が減る可能性も出てきます。

ドル円の為替の方向性、そして国債など長期金利と利回りを理解することは、投資を継続していく上でとても大切な要素です。

そんなドル円為替、国債利回りについては過去記事でも紹介しています。

興味のある方はぜひご覧ください。

米国株投資で大切なドルインデックスチャートの使い方とは。

米株式価格の益利回りと米国債利回りの関係性とは。

2022年相場を整理して、2023年を良い投資の1年にしていきましょう。

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