転職に有利なコスパの良い国家資格などランキング形式で紹介。

せっかく資格を取得を目指しても「取得費用が高い」「取得までに時間がかかる」といった理由で尻込みされる方は多いかもしれません。

そんな方々のため現場仕事から事務職まで経験してきた筆者が、取り立てて受験資格を要さないものを中心に、コスパや取得時間に着目して有利な資格を紹介します。

☆ 勉強時間は筆者の目安です。受験者により要する勉強時間は変わるので余裕を持って挑みましょう。

目次

オフィス系コスパ良い資格3選

3位:Microsoft ofiice Specialist

勉強時間:2週間
受験料 :10780円(Excel一般レベル)
試験日 :毎月1~2回

オフィスワーカーであればWordやExcelの扱いは必須の時代と言ってもいいかもれません。

そんなときそれらWordやExcelの一定の技術を証明してれくれるのが、Microsoft Office Specialist:MOSです。

MOSは受験機会も多く、自身のタイミングで受験することができます。また一般や上級など受験レベルも分かれています。

WordやExcel、Power PointなどOffice Soft別に試験も設定されているため、自身がアピールしたい科目を選択すると良いでしょう。

2位:基本情報技術者試験

勉強時間:三か月
受験料 :7500円
試験日 :4月、10月の年2回

オフィスワーカーであればOA機器の取り扱い技術も要求されます。そんなOA機器のハード、ソフトウェアの一定の知識を証明してくれるが基本情報技術者試験です。

またプログラマーやシステムエンジニアなど、IT業界では登竜門的な資格になります。

試験は午前と午後に分かれており、受験取得したことのある筆者の印象では、午前は知識を問われ、午後はアルゴリズムや正規化の考え方など論理力を問われました。

自身は試験勉強に3か月ほど要しましたが、前提となるITの知識により要する勉強時間は変わります。資格取得に興味あれば、まずは過去問に目を通してみて勉強期間を逆算してみても良いでしょう。

なお同資格は国家資格のひとつになります。

1位:日商簿記検定2級

勉強時間:三か月
受験料 :4720円
試験日 :統一試験日程は6月、11月、2月(別途ネット試験もあり)

オフィス事務職であれば経理関係の仕事も多くあります。そんな時役立つのが簿記の知識。

日商簿記検定2級では総勘定元帳など複式簿記での仕訳、損益計算書や貸借対照表などの知識が習得できます。

また自身がメーカー勤めだったときに役立ったのが日商簿記2級での原価計算。日商簿記2級ではそういった工業簿記の知識も習得することができます。

会社の経理関係として、金銭管理をマスターするには簿記試験合格を視野に入れてもよいでしょう。

ワーク系コスパ良い資格3選

3位:危険物取扱者乙4類

勉強時間:2週間
受験料 :4600円
試験日 :都道府県で差異あり
(東京であれば毎月試験あり)

ワーク系の現場仕事なら、割りと重宝されるの資格「危険物取扱者乙4類」

自身が仕事をしてきた中でも化学メーカーでの仕事、ガソリンスタンドでのバイトなどで力を発揮してくれました。

勉強時間やコスパの面でも取得しやすい国家資格になります。

2位:フォークリフト終了証

勉強時間:
最大積載量1t未満は学科6時間及び実技6時間(2日程度)
最大積載量1t以上は35時間を要講習(5日程度)

費用  :
最大積載量1t未満は約15000円
最大積載量1t以上は約50000円
(講習場所により差異あり)

講習日程:
各都道府県の指定場所で毎月あり

フォークリフトで作業や公道を走るなら、必要となるのが「フォークリフト運転技能講習終了証」。

自身の経験では物流倉庫はもちろん、工場での出荷作業や荷物の積み下ろしで役立ちました。

こちらも国家資格のひとつになります。

1位:電気工事士2種

勉強時間:3か月
受験料 :9600円
試験日 :
筆記試験 上期5月、下期10月
実技試験 上期7月、下期12月

国家資格のひとつである電気工事士第2種。

活躍できる場所は多岐にわたり、電気設備会社の技術者、工場の工務部、ビルメンテナンス業など幅広く活躍できます。

また独立が可能なところもメリットのひとつになります。

試験は筆記のほか、実技もあるので対策が必要です。自身は実技練習用の材料や工具を購入して挑みました。受験を検討している方は筆記と実技の過去問を入手して、自身に必要な対策を講じましょう。

コスパ良い資格:番外編

コスパ最強の食える資格を考える

自身の資格取得履歴から、コスパ最強の食える資格を考えてみます。

振り返れば一番役立った資格はなんだかんだ「普通自動車運転免許証」かもしれません。

自動車を運転する機会は通勤、そして勤務中の外回り仕事など多岐にわたります。

取得には教習所費用でおよそ30万程度要しますが、一度取得してしまえばグッと職域は広がります。

そんな意味で仕事や転職における「汎用性」といった部分では、普通自動車運転免許はコスパ最強の食える資格になるのかもしれません。

コスパと共に大事な可処分所得の知識

できる社会人はコスパの良い資格取得もさることながら、『可処分所得の知識』を持っていることも大切。

可処分所得とは社会保険料や税金を差し引いた、自身が実際に自由に使える収入金額を指します。

資格取得で得た仕事で頑張って、実際の手残り金額を把握することは社会人としてとても大事な要素になります。

そんな可処分所得計算に必要な『会社員が知っておくべき社会保険料の知識』については、過去記事で取り上げています。

興味のある方はぜひご覧ください。

会社員が覚えておくべき毎月引かれる社会保険料の計算方法とは。

資格と職種の双方から転職を考える

転職のために考える要素として大切なものに、資格と双璧をなすのが『職種』。

たとえば30代未経験からでも、売り手以上の職種へ応募することで、採用される確度も上昇します。

そんな職種に注目した転職活動の進め方について、過去記事でも紹介しています。

興味のある方はぜひご覧ください。

未経験でも応募可能な転職先とは。30代からでも狙える職種を紹介。