今日のテーマは【スマホ縦動画の編集】
そのままスマホ動画を編集しようとしても、縦横比の関係で上手くいかないことがあります。
動画編集ソフトAviutlを上手く使うと縦横比そのままで編集することが可能です。ぜひ今日の記事を読んでマスターしてみてください。
○ 編集方法について動画を作りました
○ スマホ縦動画の問題点を知る
○ 編集方法はリサイズと回転
◇ 実際にスマホ縦動画を編集してみよう
○ Aviutlでスマホ縦動画を編集する
○ スマホ縦動画をサイズ変更してみる
○ 必要に応じて回転させる
◇ 動画をもっとブラッシュアップ
○ スマホ縦動画と横動画を使い分ける
○ 動画の撮影手段とリサイズの関係性
スマホ縦動画の問題点と編集方法
編集方法について動画を作りました
今回紹介するAviutlでのスマホ縦動画のパソコン動画編集に関して、youtubeへ解説動画を作ってみました。
下記画像かタイトルからリンクすることが出来ます。
動画の中ではスマホ動画を編集した完成品、編集未実施の動画、実際の動画編集方法について詳しく解説しています。
今日紹介する記事と合わせて、興味ある方はぜひご覧ください。
スマホ縦動画の問題点を知る
さて、スマホ縦動画の編集を知る前にその問題点について確認しておきましょう。
Aviutlでスマホ縦動画を編集しようとすると、デフォルトの設定では上手くいかないことがあります。
たとえばスマホ動画をAviutlへ挿入しても、下図のように見切れてしまうこともあるのです。
ちなみに見切れず縦動画を編集すればこんな感じ。
比較すると全然違うことがお分かりいただけると思います。
いったい何が問題なのか、次項で確認してみましょう。
編集方法はリサイズと回転
問題点は【サイズ】そして【回転】にありました。
上記の見切れた動画画像は、まずサイズの調整不足が挙げられます。
また比較画像を御覧いただくと分かりますが、縦動画が回転していることが分かります。
逆に言えばサイズを調整して、回転した動画を元に戻してあげれば解決します。
それでは実際にサイズ調整、そして回転させる編集方法について確認していきましょう。
実際にスマホ縦動画を編集してみよう
Aviutlでスマホ縦動画を編集する
Aviutlで実際に編集していきましょう。
まず実施する操作はスマホ縦動画を挿入すること。デフォルトの設定で挿入していただいて構いません。
おそらくですが上記画像のように見切れる方もいらっしゃると思います。そして設定によっては回転した動画として表示されます。
理由はデフォルト設定が横長動画の編集に適合するよう、サイズが設定されているからです。
まずはサイズ変更から実施してみましょう。
スマホ縦動画をサイズ変更してみる
パソコンを用いたAviutlでのスマホ縦動画のサイズ変更は、設定タブから編集することができます。
ちなみに自身の設定では、640×480の設定であったため見切れていたようです。
次にやる作業は指定サイズを選択して縦と横をリサイズすること。下記画像では指定サイズでXを608、Yを1080へと設定しています。
サイズ変更の数値設定理由としては、Yサイズの上限が1080と表示されているので、まずはそこを決定しました。
また現在市販されているスマホ動画は縦1920×横1080のものが多くなっています。
そのためXは1080 ÷ 1920 × 1080として608を設定しました。
必要に応じて回転させる
もうひとつやる作業は回転編集です。もし動画が回転してなければ、この編集は省略することができます。
自身はスマホ縦動画を、AviutlでPC編集していたところ勝手に回転されていました。
ちなみに反時計周りに90度回転されていただけなので、時計回りに90度回転させれば元動画に戻ります。
回転編集は下図の通りです。動画オブジェクトを選び、回転の値を90へ設定してやるだけです。
サイズ変更と回転での編集を終えたら、おそらくスマホ縦動画をAviutlでそのまま編集できるようになっているはずです。
お疲れさまでした。
動画をもっとブラッシュアップ
スマホ縦動画と横動画を使い分ける
今回はスマホ縦動画を編集するための方法を解説しましたが、もう少し考え方をブラッシュアップしておきましょう。
スマホは撮影するとき縦動画となるときもあれば、横動画となることもあります。
もし横動画となっても今日のリサイズ、回転の矯正方法を知っていれば問題ありません。
youtubeへ投稿するなり、ニコニコ動画へ投稿するなり、投稿先のフレームに合わせて編集すれば大丈夫です。
縦横比を理解して自由自在に動画をリサイズしてみましょう。
動画の撮影手段とリサイズの関係性
スマホで撮影すると縦動画となりましたが、撮影手段により縦横比が違ってきます。
たとえばデジタルカメラなどだと逆に横長の動画が撮影できます。これならAviutlの初期設定でも、見切れず編集することが可能です。
またデスクトップをキャプチャして作成した動画も、たいていの場合は横長の動画となります。
撮影手段により縦横比は異なってきます。
つまり撮影手段が変われば、リサイズの手間も変わってくることを覚えておきましょう。
Aviutlなどでスマホ縦動画を編集するなら、リサイズや回転といった動画編集技術を身に付けておこう。