カレンダーで確認する今日や過去の重要な経済指標とは。

投資をするなら知っておくべき主要な【経済指標】。

今日の記事では世界経済に大きな影響を与えるアメリカの経済指標を中心に解説していきます。

☆ 投資にはリスクが存在します。余裕資金と自己責任の範囲内で検討しましょう。

 目次

経済指標その1

アメリカ新築住宅販売件数

アメリカにおける一か月の新築住宅の販売件数を集計したもの。

具体的には全米そして4つの地域(北東部、中西部、南部、西部)の新築住宅販売件数を集計したものになります。

調査した月の翌月下旬頃に発表されます。

発表機関は米国商務省国税調査局です。

この経済指標から類推できるのは、建築に関連する業種である木材などの建築資材、家電や家具への波及効果もあり、景気の先行指標として注目を集めています。

アメリカ個人消費支出

経済指標で個人消費を表す経済指標

英語名称はpersonal comsunption expenditures。通称PCEとも呼ばれています。

この指標はアメリカの家計において、消費したサービスやを集計した経済指標になります。

PCEは景況感もさることながら、GDPの先行指標としても注目を集めています。

そして個人消費支出の中で食品やエネルギーを除いたコアPCEデフレーターは、インフレーションの評価指標としても注目されています。

アメリカ生産者物価指数(ppi)

英語ではProducer price index。それぞれ頭文字をとってPPIの通称で用いられることもあります。

アメリカ生産者物価指数は、企業など生産者が出荷した製品そして原材料が販売された価格を調査。その後、産出される経済指標になります。

中間財や原材料、最終財、品目や産業で分けて細かく発表されています。

PPIはCPI(消費者物価指数)と共に、インフレの程度を推し量る指標として注目を集めています。

CPIについては過去記事でも紹介しています。興味のある方はご覧ください。

【株式専門用語講座。米消費者物価指数cpiについて解説します。】

経済指標その2

ism製造業景況指数

ism製造業景況短観指数は景況感を推し量り、景気の先行指数として利用されています。fxなど投資をされる方はチェックしている経済指標です。

調査は供給管理協会(institue for supply management:ism)によって実施されます。

調査方法は300社を超える全米の製造業者へアンケートを実施します。聴取する項目は生産や雇用、新規受注や在庫、入荷遅延。

そしてそれら項目それぞれに対して良くなっているか、悪くなっているか、同じかといった調査が実施されます。

アンケートで得られた値を計算して数値化し、50%を分岐点として好況か不況かの判断尺度とされます。

50%を超えていれば好況、50%を下回っていれば不況を示唆するとされています。

ミシガン大学消費者態度指数

米国の消費者マインドを示唆する経済指標です。

調査はミシガン大学のサーベイリサーチセンターにより実施され、速報値は300人、確報値は500人を対象としてアンケートが実施されます。

この調査では消費者マインドを調べることで、景気動向の判断尺度として使われることが多いようです。

ちなみに調査人数が300人から500人と大きくないため、月ごとの指数の振れ幅が大きいことも特徴的です。

FOMC議事要旨

FOMCとはFederal open market committeeつまり米国公開市場調査委員会であり、金利など金融政策を決める委員会を指します。

そんなFOMCの要旨を議事録で残したのが議事要旨です。会議内容で話し合われた金利政策の考え方、方向性などを明文化しています。

議事要旨はFOMC開催後、取りまとめて公開されています。ちなみに下記URLから議事要旨を直接見に行くことができます。

https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/fomccalendars.htm

ちなみに全て英語表記なのので、時間短縮されたい方は翻訳をかけて読むのも良いかもしれません。

そんなFOMCですが、過去記事でも紹介してます。興味のある方はぜひご覧ください。

【投資家が注目する株価値動きや為替にも影響するfomcとは。】

経済指標を活用するために

今日の経済指標カレンダーを確認する

上記であげたアメリカの経済指標はメジャーであるものの、指標のうちのほんの一部です。

なので日々更新されるそれぞれの経済指標をしっかり確認して、相場の反応を見ていくことが大切です。

最近、自身は見やすく使いやすいので【みんかぶ】の経済指標カレンダーをよく確認しています。

みんかぶでは今週の経済イベントなど、週単位で見ることができます。

ほかにも【yahooファイナンス】や【ヒロセ通商】でも経済指標を公開してくれていて、結局はどこを使っても遜色なく確認することができます。

fxなど投資をされる方は、それら情報提供サイトで重要な経済指標を毎日確認するようにしましょう。

重要経済指標と株や為替のリアルタイム

経済指標は株もさることながら、とりわけドル円為替などfxでは指標発表直後に大きく動くことがあります。

そのため経済指標発表後には、相場を確認をしっかりと確認することが大切です。

ちなみに自身はトレーディングビューを使って、相場の動きを確認しています。

tradingviewでは為替はもちろん、ゴールドなどの商品先物や株価の動きもリアルタイムで提供してくれます。

トレーディングビューの使い方に関しては過去記事でも紹介しています。興味のある方はごらんください。

【米国株リアルタイム取引ならトレーディングビューの使い方を覚えよう】

経済指標の種類や見方を覚えて、良いトレードの材料となるよう検討していこう。