株式取引でリアルタイムに確認すべき歩み値の株価推移の見方とは

デイトレなど投資家なら知っておくべき【歩み値】の見方。

本記事で歩み値の活用方法をぜひマスターして、株価評価などへ役立ててみてください。

☆ 投資にはリスクが存在します。余裕資産と自己責任の及び範囲で検討しましょう。

目次

歩み値の概要を知る

株式投資で使われる歩み値とは

株式投資において、各取引の約定状況を教えてくれるものに『歩み値』といわれるものがあります。

読み方は歩み値と書いて「あゆみね」と呼ばれています。

特にデイトレーディングなど、一日の中で何度も取引をするならチャートと合わせて歩み値は必須の知識。

歩み値を知れば他トレーダーの動きを確認することができます。

歩み値を活用するには確認できるアプリ、そして得られた情報の見方を知る必要があります。

まずはそれら基礎知識を押さえていきましょう。

リアルタイム取引を表示する歩み値

歩み値のメリットはなんといってもリアルタイム取引を表示してくれている点です。

大引け前の歩み値例の見方

上図は多くのアプリにおける、大引け前の歩み値の表示例です。

こんな感じで出来高や約定値などをリアルタイムで知ることができます。

各トレーダーの動きをしっかりと歩み値で確認しましょう。

次は歩み値を見る方法について説明していきます。

歩み値を無料で確認するには

歩み値を確認するには、多くの場合は証券口座の開設が必要となります。

ちなみに自身はSBI証券で口座を開設しており、そこで歩み値を確認しています。

自身はザラ場の時間に、いつでもどこでも歩み値を確認できるSBI証券のスマホ版株アプリを利用しています。

この株アプリですがSBI証券口座を持っていれば無料で利用することができます。もちろん各銘柄の歩み値も無料で確認することができます。

アプリはgoogle play store、app storeでそれぞれダウンロードできます。

ちなみに楽天証券口座をお持ちの方なら、Market Speedというアプリからも歩み値が確認できるようです。

それぞれご自身が取引をしている証券口座で、歩み値の見れるアプリを確認してみましょう。

歩み値の見方を知り活用する

約定時間や売買頻度を確認する

さて歩み値の概要を理解したところで、それらを活用するための見方を確認していきましょう。

まず歩み値で注目すべきは約定時間や売買頻度。

前述したように歩み値はリアルタイムで更新され、『何時何分に約定したのか』といった具体的な約定時間を確認することができます。

また、『14時58分に4600円で2000株、500株、5300株』という風に、売買における約定頻度など確認可能です。

銘柄の材料、モメンタム、決算などにより売買の過熱感は変わり、約定頻度は変化します。

出来高と合わせて売買の過熱感などを見ていきましょう。

赤や緑など色で見る歩み値の見方とは

先ほど図示したように歩み値の約定値は赤、緑、白などで色分けされています。

歩み値のアップティックなど色の見方

上記はSBI証券の株アプリで歩み値を見た時の例です。

図示されているように約定値が上昇時は赤、下落時は緑、同値であれば白で表示されます。

なお歩み値の色分けの呼び方として、上昇時の約定をアップティック。下落時の約定をダウンティックと呼ぶこともあります。

買い圧力強く約定値が上昇しているか、売り圧力強く約定値が下落しているかなど、色分けを参考にしながら評価してみましょう。

大口の注文の状況も見れる

もうひとつ歩み値の確認で面白いのが大口注文が見れること。

歩み値をしっかり確認していると10000株以上の大きな注文、そして約定を見ることがあります。

大口注文は騰落の方向性を示唆することがあります。

たとえば板の厚い部分が上昇の蓋をしているとき、大口注文でその厚い部分がなくなると価格上昇圧力が上がる場面があります。

逆に板の厚い部分を下抜けると、売り圧力が高まる可能性もあります。

しっかり歩み値で大口注文を確認し、自身が着目している銘柄の方向性を探っていきましょう。

歩み値を合わせて知っておくべき知識

歩み値と合わせて板気配も確認しよう

前述したように歩み値は板気配と合わせて使うと効果的です。

板気配をしっかりと確認すれば、各トレーダーがどこに厚く指値を置いているのかについて確認することができます。

また板気配の移り変わりで、各銘柄の騰落の動きがよく確認できます。

板気配の見方については過去記事でも紹介しています。

興味のある方はぜひご覧ください。

副業投資での株取引に必要な板気配の見方や読み方を解説します。

デイトレなら歩み値とローソクを併用する

歩み値は一分単位で約定値の更新を教えてくれるため、取引頻度の多いデイトレーディングなどでよく確認されます。

また歩み値ともうひとつ覚えておきたいのが『ローソク足』

ローソク足には始値、終値、上ひげや下ひげなど項目があり、これらに意味合いを考えながら株価を評価していくことも大切です。

またローソク足の期間設定を変えると、また違った方向性も見えてきます。

ローソク足についても過去記事で紹介してます。興味のある方はぜひご覧ください。

副業投資で必須の知識ローソク足とは。見方について解説します。

株価評価のためには歩み値をしっかり確認して、その方向性を見極めていこう。