投資家なら知っておきべき各国の【経済指標】
今日の記事では経済指標の確認方法、そして考え方などについて紹介していきます。
☆ 投資にはリスクが存在します。余裕資金と自己責任の範囲内で検討しましょう。
○ 消費者物価指数など経済活動の指標を表す
○ yahooサイトで経済指標カレンダーを見る
○ 今日の経済指標をニュースでも確認する
◇ 重要な経済指標の考え方
○ 経済指標はリアルタイムで要確認
○ ポートフォリオを再考する
○ 経済指標で売買日程を考える
◇ 経済指標と上手に向き合うために
○ 経済指標の初心者向け解説
○ 指標以外にも主要人物の経済発言も要確認
経済指標とは
消費者物価指数など経済活動の指標を表す
経済指標とは、経済活動を表すマクロ的なデータ指標を指します。
主要なところではGDPや消費者物価指数などがあり、定期的に統計処理され経済指標として発表されています。
投資家であるならば、これら経済指標を景気動向の判断基準として評価していかなければなりません。
また世界の経済はつなっがているので、日本やアメリカだけでなく各国の経済指標を確認していく必要があります。
それではまず経済指標を確認できるウェブサイトについて確認していきましょう。
yahooサイトで経済指標カレンダーを見る
自身がよく確認している経済指標カレンダーはyahoo financeです。
ヤフーファイナンスでは、過去から今週の経済指標にいたるまで、詳細な情報を提供してくれます。
ちなみに自身は米国株投資家なので、米国でフィルターをかけて経済指標を確認していますが、初期設定では世界各国の経済指標発表スケジュールを羅列してくれています。
また相場に与える影響なども含めて、経済指標に重要度を盛り込んで提示しくれているのも使いやすいところです。
ちなみに経済指標カレンダーは【みんかぶ】でもチェックできます。こちらはドル円変動幅と経済指標を合わせて提示しくれているので、fxトレーダーの方はこちらを参考にしてみても良いかもしれません。
今日の経済指標をニュースでも確認する
ウェブサイトもさることながら、主要な経済指標はテレビのニュースでも発表されています。
自身がよく見るのはワールドビジネスサテライト。平日の夜は毎日放送があり、日米の経済指標はさることながら、世界各国の経済ニュースを確認することができます。
また、それら経済指標のほか株式、債券、コモデティなどの値動きも随時更新してくれています。
またモーニングサテライトでは朝一で経済ニュースを確認することができます。特に米国株などは丁度取引きを終えた時間帯となるので、終値のチェックとしても使えます。
経済指標はウェブサイト、そしてテレビニュースなどを有効活用していきましょう。
重要な経済指標の考え方
経済指標はリアルタイムで要確認
投資を継続していくならば、経済指標はリアルタイムで確認していくようにしましょう。
たとえば『yahoo finance 米国雇用統計』などと検索すれば、毎月第一週目金曜日の何時頃に更新されるかといった情報を閲覧することができます。
そして経済指標発表を受けて、相場取引開始時にどんな値動きとなるかを確認してみましょう。
またザラ場の相場取引に先行して、経済指標発表後に株式指数の先物が動くこともあります。
それら先物価格の変動、そして実際の取引時間の値動きも合わせて確認して、経済指標を相場がどう織り込んでいくのかを考えるクセをつけていきましょう。
ポートフォリオを再考する
経済指標と合わせて考えたいのがポートフォリオのリバランス。
経済指標カレンダーを見ると、月に何度か重要指標が存在しています。そしてその都度、株式やfx為替、債券価格などの値動きを再考する必要があります。
そのため不安があるならキャッシュポジションを増やしたり、割安な金融商品へ振り替えるなど、経済指標を参考に対応していく必要があります。
また経済指標はつぶさに発表があるため、その都度の相場騰落に一喜一憂しないでいいように、ポートフォリオのバランスを組んでおくのも大切です。
投資は余裕資金、そして自身のリスク許容度を考えて検討していきましょう。
経済指標で売買日程を考える
ポートフォリオの再考と合わせて、経済指標は金融商品の売買タイミングを押し図る材料にもなってきます。
たとえばFOMCで利上げ発表と株式投資を鑑みれば
○ 企業の借り入れコストが上がるのでは
○ 借り入れコストを差し引いても業績上昇を見込めるか
○ 国債イールドと株式益利回りどっちが上となるか
といった予想や懸念を考えて、売買タイミングの判断材料ともなります。
相場における経済指標はそれ単体で機能するものではなく、いろんな金融商品や地合いを含めて考えていくものであることを覚えておきましょう。
経済指標と上手に向き合うために
経済指標の初心者向け解説
経済指標を見始めた初心者の方でしたら、重要度の高い指標は定期的に確認することをオススメします。
ちなみに米国株投資家である自身ですが、過去記事では重要度の高い経済指標について解説記事を書いています。
よければご覧ください。
【株式専門用語講座。米消費者物価指数cpiについて解説します。】
【株価へ影響を与える米国雇用統計とは。発表日や見方を解説します】
【投資家が注目する株価値動きや為替にも影響するfomcとは。】
指標以外にも主要人物の経済発言も要確認
経済指標以外にも注目すべきなのが経済人の発言。
特にFRB議長などの公聴会発言などはマーケット参加者は注目しており、経済の見通しや金融政策への提言はたびたび相場を動かす場面も見受られます。
また日本なら日銀総裁など、各国中央銀行総裁の金融政策に関する提言は投資家にとって重要なニュースとなります。
今回紹介した経済指標の見方と合わせて、金融商品を評価するための判断材料を増やしていきましょう。
経済指標を確認して、自身の投資商品を適切に評価していこう。