株価のローソク足の使い方や見方、読み方について

ローソク足の見方を覚えて投資に役立て、その読み方をアップデートしてみよう。

副業投資において価格の推移を追うためにはローソク足の知識は必須。その基本的な読み方や使い方について詳しく解説します。

☆投資にリスクが伴います。許容可能な範囲で自己責任で実施しましょう。

ローソク足の見方や読み方とは

○ 陽線と陰線 

まずローソク足の構成要素を確認しましょう。下図の通りです。

株価のローソク足の使い方や見方、読み方について

上図より順番に説明していきます。

まずは陽線と陰線について。たとえば日足における陽線とは、始値より終値が高い価格でその日の取引を終えたローソクになります。

逆に陰線は、始値より終値が低い価格でその日の取引を終えたローソクを指します。

上図では陽線を青、陰線を赤としていますが、利用するチャートによっては陽線と陰線の色が違うことがあります。しっかり確認して利用しましょう。

○ 上ヒゲと下ヒゲ

ローソクを見てみると始値と終値を構成する四角形から、上と下に線分が伸びているのが分かります。

この上に伸びた線分を上ヒゲ、下に伸びた線分お下ヒゲと呼びます。

たとえば日足における上ヒゲの上端は、その日の取引での最高値を表します。逆に下ヒゲの下端はその日の取引での最低値を指します。

○ 日足や15分足など期間設定が存在

これでローソク足を構成する要素、そしてその見方や読み方について概ね理解できたと思います。

ここで注意点について述べておきます。上記では日足としてローソク足を説明しましたが、日別でなく15分毎の15分足、1時間毎の1時間足のローソク足も存在します。

たとえば15分足のローソク足は、取引時間における15分単位での高値、安値、始値、終値が決定され、ローソク足が15分毎に描かれることになります。

ローソクを見る際は、期間設定についても注意しておきましょう。

株などローソクチャートの読み方

○ チャートで株価の推移を推し量る

ローソクの見方について理解したところで、ローソク足から得られる情報について確認していきましょう。

下図はとある企業の3月1日〜3日のローソク足の例になります。

 株価のローソク足の使い方や見方、読み方について

このローソク足のみで得られる情報を見ていきましょう。

この企業は3月1日は陽線、つまり前日の終値より株価が上昇して取引を終えています。

その後は3月2日、3月3日ともに陰線をつけているため、それぞれ前日の終値より株価が低下して取引を終えていることになります。

○ ローソク足に値動きの特徴が出る

上図では単純に任意の取引期間における、日足の始値と終値から株価の推移をさかのぼりましたが、ローソク足は他にもいろんな情報を提供してくれます。

たとえば上ヒゲと下ヒゲ。上図の3月2日の取引では、下ヒゲが少し長く伸びています。この長い下ヒゲからは、最安値は少し延伸したが、株価は少し回復して終値をつけたということが分かります。

逆に3月3日の取引では、上ヒゲが少し長く伸びています。これは取引時間中に株価は回復したものの、前日より終値は安くなり陰線で終えたことを表します。

○ 期間設定を変えて確認するのも大切

上記のように連続する日足により、株価の推移を解釈していくのも大切ですが、期間設定を変えて確認するのも大切です。

前述したようにローソク足には日足のほか15分足があれば、逆に期間を長めに取った週足なんかも存在します。

株を取引して利確するタイミングは人により、よく見るローソク足の期間設定も人により様々です。

自身の取引手法を考えて、最適なローソク足を確認するようにしましょう。

ローソク足での株価の見方は手段のひとつ

○ ローソク足以外の指標も確認しよう

株価の推移はローソク足で表出されますが、株価の決定要因は様々な因子がからんでいます。

たとえば企業の決算など、株を発行するその企業の業績なども大切な要素になります。決算は一年毎であったり、四半期毎であったり企業により様々です。

ローソク足をしっかり学び見方を覚えると共に、それ以外の指標についても確認しましょう。

○ 実体社会とのリンクも鑑みる

ローソク足を利用する上で、他にも見るべきものには実体社会のニュースについてです。

株価を構成する要素のひとつに実体経済があります。実体経済はニュースを見ていると、景気よく増収増益を達成した企業、不況にあえぐ企業などを把握することができます。

真剣に投資を考えるなら、日頃からマーケットを意識した実体社会に関するニュースで情報を仕入れるようにしましょう。

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