個別株とETF分散投資。米国株売買で必要な知識について紹介。
個別株とETFでの分散投資。それぞれのメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。
☆投資にはリスクが伴います。投資するなら余裕資金そして自己責任の範囲内で実施しましょう。
○ 分散投資のメリット
○ 分散の仕方にも種類がある
○ ETFは経費率も確認しよう
◇ etfと比較した米国個別株売買の特徴
○ テンバガーなど個別株は大きく伸びる可能性がある
○ 企業の決算や不祥事などがダイレクトに株価に反映
◇ ETFと個別株を判断する際の留意点
○ 個別株の配当同様、ETFの分配金も確認しよう
○ どちらも勉強が必要
ETFなら世界を相手に分散投資可能
分散投資のメリット
まずはETF分散投資のメリットについて紹介します。ETF分散投資はその名の通り、多くの銘柄を買わなくとも分散投資できる点がメリットになります。
たとえば個人がIT関連やヘルスケア、不動産などいろんな業種そして各個別銘柄へ投資しようとすると、莫大なお金がかかります。
その点、ETFでは個別株を莫大なお金をかけて買わなくとも、自身が小口で可能な範囲での投資が可能になります。
分散の仕方にも種類がある
分散といってもたくさんの種類のETF商品があります。そして各ETF商品には特徴があります。
たとえば分散の仕方。ETFは全世界を相手に分散投資可能なものもあれば、米国株の指標であるニューヨークダウ、S&P500、NASDAQに連動したものもあります。
このようにETFといっても、どの国そしてどの市場で分散投資するのかといった点では、各ETFでそれぞれ差異があることを覚えておきましょう。
どのETFを買うか否かの判断については、個別株同様に研究が必要になります。
ETFは経費率も確認しよう
ETFには個別株にはない経費率といった費用が設定されています。
ETFを分散投資可能とているのは、各ETF商品を提供してくれている管理会社の存在があります。そういった管理会社に運用をしてもらうため、管理コストとして経費率といったものがETFには設定されています。
この経費率ですが、各ETFごとに差異があります。たとえばS&P500連動のETFには種類がありますが、経費率は各ETFごとに差異があります。
ETFの選定には騰落率や分配金などのパフォーマンスを評価するのも大切ですが、経費率もしっかり確認するようにしましょう。
etfと比較した米国個別株売買の特徴
テンバガーなど個別株は大きく伸びる可能性がある
さてETFの特徴について理解したところで、今度はETFと比較した個別株の特徴についても紹介していきます。
まずは個別株のメリットについて。個別株はテンバガーのように大きく伸びる可能性があることがひとつのメリットです。テンバガーとは株価が10倍以上に上がることを言います。
上場した企業の中にはしっかり業績を上げて、大きな人気が出て、株価においても大きなパフォーマンスを提供してくれるものがあります。
分散投資ではもしテンバガーが組み入れられていても、分散している分その恩恵も個別株を比較して少なくなります。うまく投資戦略が成功して、テンバガーの恩恵をダイレクトにあずかれるのは個別株投資のメリットになります。
企業の決算や不祥事などがダイレクトに株価に反映
個別株ではテンバガーのようにダイレクトな恩恵にあずかれる機会がある一方で、株主となっている企業の決算や不祥事の影響もダイレクトに受ける可能性があることも覚えておきましょう。
ETFにおいても組み入れ銘柄に不祥事があれば、もちろん悪影響はあるものの、個別株を比較するとその効果は分散されます。
しかし個別株で株主となっている企業が巨額の損失を出したり、不祥事がニュースになると株価もダイレクトに影響を受けることになります。
個別株の株主であるならば、保有銘柄の企業関連のニュースや決算は逐一確認することはとても大切です。
ETFと個別株を判断する際の留意点
個別株の配当同様、ETFの分配金も確認しよう
さて個別株とETFについてそれぞれのメリットやデメリットについて確認してきましたが、個別株での配当やETFでの分配金も判断基準の大切な要素になります。
個別株では配当利回りの大きさに各企業で差異があり、そもそも配当を出さない企業も存在します。ETFにおいても分配金の利回りは各商品ごとに異なり、分配金が出ない商品もあります。
個別株もETFもパフォーマンス評価にはそれぞれ配当、分配金もしっかり確認するようにしましょう。
どちらも勉強が必要
結論ですが、どちらも勉強が必要なことは覚えておきましょう。
昨今、インデックス投資をおススメする声もたくさん聞かれるようになりましたが、やはり投資は投資そしてリスクは存在します。
個別株で企業を評価するように、ETFにおいても組み込みセクターや過去の騰落率などたくさん勉強することはあります。
しっかり勉強して、最適なポートフォリオを常に更新していきましょう。
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