社会人入試について、医学部や看護学校などを中心に留意点を紹介します。

社会人の大学入試など、キャリア再考が必要な現代。仕事継続か入学かの判断材料を紹介します。

社会人として仕事を継続していると『スキルアップ』『キャリア形成』を理由に、学校で学び直す方は一定数います。仕事継続か入学か、自身の経験を元に社会人入試のメリットやデメリットを紹介します。

 目次

転職目的の社会人入試

医学部の社会人入試

自身は理学療法士という職種で仕事をしていますが、社会人入試に挑んだ際には、医学部そのほか医療系の受験について幅広く検討しました。

社会人からも医師を目指すために医学部の受験を検討される方は、毎年一定数います。

医師という仕事はやりがいもさることながら、年収は全ての職種を鑑みても最高クラスです。責任や生命倫理について絶えず問われますが、社会貢献できる大切な仕事でもあります。

自身が気になったのは卒業までに6年を要するというところ。社会人入試そして在学中も勉強に追われますが、仕事として成立するには6年かかるというところを念頭に置きましょう。

看護学校の社会人入試

医師を選択肢から外して医療系転職を考えた際、看護師を目指すために看護学校を視野に入れたこともありました。

正看護師の養成校は、一般入試からだと通常3年。ほかコメディカルと比較して、養成期間としてはそんなに長くありません。

また病院や施設で働いた経験から分かりますが、看護師は職場も多く年収は高めです。

やりがいから待遇まで魅力的な仕事の看護師ですが、自身が候補から外したのは夜勤の存在があります。自身は医療職へ就く前に夜勤従事者として働いたことがあるのですが、体質に合わず苦労した思い出がありました。夜勤は平気な人は平気、そして夜勤手当も魅力的です。

また昼勤のみの看護師職もあるので、気になる方はオープンキャンパスへ行ったり、知人の看護師から働き方を教えてもらっても良いでしょう。

理学療法士の社会人入試

上記の経緯もあり、自身は理学療法士の社会人入試に挑み養成校生活をスタートさせました。

入試にあたり一般教養、小論文、面接シミュレーションなどは行いました。やはり『なぜ医療系とりわけ理学療法士を選択したのか』といったことを問われるので、ある程度の回答候補は頭に入れておきましょう。

入学後は医学部しかり医療系全般に言えることですが、勉強量は多く暗記項目は膨大です。ですが臆することはありません。現役世代より記憶力の衰えはあるかもしれませんが、コツコツと解剖学や生理学、運動学の勉強を行うことで、再試なく卒業そして国家資格もストレートで取得できました。

自身はコツコツ型だったので、そんなに勉強では苦労しなかった思い出です。

社会人入試は大学か専門学校どっち

人生設計から選ぶ

社会人入試からの入学先の候補には大学もしくは専門学校がありますが、それは自身の人生設計から選ぶと良いでしょう。

入学理由は『大卒の資格を取得して転職につなげたい』『養成校でとりあえず国家資格の受験資格を取得したい』など様々です。

それぞれのライフスタイルから逆算して入学候補を選択しましょう。

早く卒業したいなら専門学校

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自身は理学療法士の国家試験を受験するにあたり、専門学校を選びました。理由は早く卒業したかったからです。

理学療法士になるには一般入試からだと、専門学校は少なくとも三年、大学だと四年になります。自身は一年でも早く国家資格を取得して働きたかったので、専門学校を選択しました。

いつから国家資格取得して働くか、そういった計画もしっかり立てておきましょう。

アカデミックな学びは大学

理学療法士を養成する学校には大学も多数あり、アカデミックな学びは大学のほうが得意です。

大学ともなると卒業論文を書くために、興味のあるテーマを決めて、先行研究から自身の研究内容を検討し、結果を発表するといった経験ができます。

もちろん専門学校でもそういった研究、もしくは症例発表会などで必ず研鑽は積みます。

ですがアカデミックな研究に関心があるなら、大学のほうをオススメします。

社会人入試後の学び方はいろいろ

夜間大学だと働きながら学べる

医療系への社会人入試に問わないなら、学び方はいろいろと選択できます。

たとえば夜間大学。夜間大学を利用すると昼間は社会人として働きつつ、大学で学ぶといった生活を継続することがでいます。もちろん卒業すればその学部の大卒といった肩書になります。

昼間の仕事を辞めずに大学で学び続けたいなら、夜間大学といった学び方も候補のひとつです。

通信制大学だと通学は少ない

そのほか通信制大学という学び方も存在します。

通信制大学だと『スクーリング』といった現地での授業除いて、在宅で学び単位を取得していくことができます。学習の進捗はレポート提出でもって管理されるところが多いようです。

通学に充てられる時間があまりないという方は、通信制大学のカリキュラムも調べてみると良いでしょう。