『転職活動を展開したいが、役立つ資格を有していない』そんな悩みを持っておられる方は多いのではないでしょうか。
今日はそんなお悩みの方に、転職活動と資格取得どちらを優先すべきかについてアドバイスします。
○ 資格なしでもまず就活
○ 職務経歴が重要視される
○ 空白期間が長いと不利になる
◇ それでも資格取得を優先するなら
○ 就活に有利な独占資格を取ろう
○ itなど転職需要の多い資格を勉強する
○ 職業訓練校の利用も検討する
◇ 自身の優先順位を考えよう
○ 生活にゆとりがどれだけあるか
○ 期限を切る
資格なし未経験でも転職活動を優先すべき
資格なしでもまず就活
『転職に有利な資格がない…』とお悩みの方は多いかもしれません。そんなとき転職活動を優先すべきか、転職に有利な資格取得を優先すべきか迷っている方も多いことでしょう。
自身の結論としては、転職活動を優先すべきだと考えています。
特に退職が決まっている方や退職した方は、転職活動を優先しましょう。日々の生活を成立させるには、まず仕事に就くことが大切です。
資格の勉強は就活や転職活動と並行したり、仕事に就いた後でも遅くはありません。
職務経歴が重要視される
社会人を長く続けていると分かりますが、現業で働くには職務経歴が重要視されます。
難関資格を取得しても、その資格を活かして売り上げを達成していくためには、実際の業務を経験していく中で仕事を覚えていくしかありません。
たとえば弁護士なんかでも、まずはどこか事務所に所属して仕事を覚えた後、自身の得意分野で独立されるといった方も多いようです。
今後の転職活動を見越しても、まずは職務経歴を経て自身の強みを磨いていくことが重要になります。
空白期間が長いと不利になる
あともうひとつ就活を優先すべき理由が、空白期間が長いと転職活動へ不利になる可能性があるということです。
採用担当者の経験もある筆者ですが、応募者の履歴書を確認するとき、在職期間のない部分はどんなことをしていたんだろうと考えることがあります。
もちろん空白期間が必ずしも不利となるワケではなく、家庭の事情や病気など、明確な理由が述べられれば大丈夫です。
しかし可能であるならば、なるべく空白期間は開けずに社会人を継続していたことをアピールしたほうが、働く意志の証明となることも覚えておきましょう。
それでも資格取得を優先するなら
就活に有利な独占資格を取ろう
それでも人によっては夢があり、資格取得を優先したいという方は多いことでしょう。
どうしても資格取得を優先したいという方は、就活や転職活動に有利な独占資格を取得することをオススメします。
たとえば自身は理学療法士という医療職へ従事していますが、この仕事は『名称独占』と言って、国家資格取得者でなければ名乗ることは許されません。
そのほか医師や看護師は『業務独占』と言って、それら国家資格取得者でなければ業務に携わることはできません。
逆に言えば独占業務は必ず一定数の需要があり、独占業務に携わる国家資格従事者にも一定数の需要が存在します。
同じ資格の勉強をするなら、こういった資格取得を目指すことも検討してみましょう。
itなど転職需要の多い資格を勉強する
テレワーク環境の構築が急伸したこともあり、システム開発やプログラマーなどのit人材の需要は伸び続けています。
資格取得の勉強をするなら時代の潮流に乗っ取り、需要の多いit関連資格を取得するのもひとつの手です。
it資格も幅が広く、基本情報技術者試験といったit登竜門的な資格から、CCNAなどネットワークへ特化した資格など資格の種類は多岐にわたります。
資格取得もむやみやたらと勉強するよりは、プログラマーかシステムエンジニアか、ネットワーク技術者かなど方向性を決めて勉強していきましょう。
また転職希望先によっては、自身の技術を証明できるポートフォリオを作成することも覚えておきましょう。ポートフォリオの作り方については過去記事も参照してみてください。
職業訓練校の利用も検討する
転職活動を小休止して資格取得を優先するなら、職業訓練校の利用も検討してみましょう。
職業訓練校では様々なカリキュラムが用意されており、自身の学びたい分野を見つけて入校試験を受験することが出来ます。そしてカリキュラムで専門分野を学びつつ、就活へ有利な資格を取得するのも手です。
また失業保険を受給しながら学ぶことも可能なので、在学中の生活費の補填も可能となります。
職業訓練に関しては過去記事でも紹介しているので、よければ参考にしてみてください。
自身の優先順位を考えよう
生活にゆとりがどれだけあるか
就職活動と資格取得、どちらを優先すべきかは生活のゆとりに大きく左右されます。
生活費がなく貯金が底をつきそうなら、当然仕事にありつくことを優先すべきです。資格取得にはテキスト代、受験費用など別途費用もかかります。
生活をサポートしてくれる失業保険、家族からの援助があるのなら話は別ですが、生活のゆとりを鑑みつつ方向性を決めていきましょう。
期限を切る
あともうひとつ大事なことが、資格取得に集中するなら期限を切るということです。
資格取得のために勉強に勤しみ、無職期間が続くというのはあまり良くない傾向です。目標や意図のないまま無職期間が続くと、それだけ社会復帰が遅れる可能性もあります。
それだけに『1年間は働かずこの国家資格の勉強へ挑む』など、期限を切って行動するようにしましょう。
何も就業しつつ資格の勉強が出来ないわけではありません。いつまでに資格を取得し、いつから就業していくべきかという風に何事も期限を切って目標を建てるよう心掛けましょう。
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