2021年12月度の日経平均、ダウジョーンズ、為替相場を解説

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2021年12月度の日経平均、ダウジョーンズ、為替相場を解説

2021年も12月といよいよ最終月となったマーケット。

来年以降のポートフォリオ戦略を建てるためにも、年末最後の相場について確認しておきましょう。

☆投資にはリスクが伴います。余裕資金と自己責任で行いましょう。

目次

12月のNYダウ、S&P500など米国市場

ニューヨークダウは5.38%の上昇

ニューヨーク証券取引所、NASDAQ上場の30銘柄から構成されるダウ平均株価。2021年11月30日の終値34483.73ドルに対して、2021年12月31日は36338.31ドルとなり、2021年12月度の騰落率は5.38%の上昇となりました。

2021年初来からの騰落率は18.72%の上昇となりました。

騰落率算出にはDJIを参考に計算しました。

DJI指数チャートより

出典:TradingView.DJIチャート.TradingView

2021年11月は今年の中でも3.78%の大幅な下落がみられたダウジョーンズ工業平均株価ですが、今月は5.38%と急騰し、最高値を更新しました。

なお相場の振り返りのために、先月の各インデックスのパフォーマンスについてまとめた記事も添付しておきます。

興味のある方はぜひご覧ください。

2021年11月度のNYダウ、日経平均、ドル円相場を解説。

S&P500は4.36%の上昇

ニューヨーク証券取引所やNASDAQへ上場している代表500社から構成されるS&P500。2021年11月30日終値は4567.01ドルに対して、2021年12月31日の終値は4766.19ドルとなり、2021年12月度の騰落率は4.36%上昇となりました。

2021年初来からの騰落率は26.89%の上昇となりました。

騰落率算出にはSPXを参考に計算しました。

SPXチャートより

出典:TradingView.SPXチャート.TradingView

2021年11月度は小幅ながらマイナスパフォーマンスとなったS&P500でしたが、12月度は回復し、ダウジョーンズ平均工業株価同様に最高値を更新しました。

NASDAQは0.69%の上昇

電子株式市場のNASDAQ。2021年11月30日の終値15537.69ドルに対して、2021年12月31日の終値は15644.97ドルとなり、2022年12月度の騰落率は0.69%の上昇となりました。

2021年初来からの騰落率は21.38%の上昇となりました。

騰落率算出にはIXICを参考に計算しました。

IXICチャートより

出典:TradingView.IXICチャート.TradingView

2021年12月度のナスダックも小幅ながら上昇、そして最高値を更新し、米国主要3指数は共に上昇パフォーマンスで終えました。

12月の日経平均やTOPIXなど日本市場

日経平均は3.49%の上昇

日本の株式市場を代表する225銘柄で構成される日経平均株価。2021年11月30日の終値は27821.69円に対して、2021年12月31日の終値は28791.64円となり、2021年12月度の騰落率は3.49%の上昇で終えました。

騰落率算出にはNI225を参考に計算しました。

2021年初来からの騰落率は4.91%の上昇となりました。

NI225チャートより

出典:TradingView.NI225チャート.TradingView

2021年11月度は下落で終えた日経平均でしたが、12月度のパフォーマンスにとしては回復を見せ、大納会を迎えることになりました。

TOPIXは3.32%上昇

東京証券取引所の全銘柄で構成されるTOPIX。2021年11月30日の終値は1928.35円に対して、2021年12月31日の終値は1992.33円となり、2021年12月度の騰落率は3.32%上昇で終えました。

2021年初来からの騰落率は10.39%の上昇となりました。

騰落率算出にはTOPIXを参考に計算しました。

TOPIXチャートより

出典:TradingView.TOPIX指数チャート.TradingView

2021年11月の月足はマイナスパフォーマンスで終えたTOPIXでしたが、日経平均同様に12月度の相場では上昇パフォーマンスで終えることとなりました。

為替ドル円レートは1.94円の円安

為替相場におけるドル円レートについて着目すると、2021年11月30日の終値は113.15円に対して、2021年12月31日の終値は115.09円となり、2021年12月度のドル円レートは1.94円の円安で終えました。

2021年初来からの為替変動は11.772円の円安となりました。

騰落率算出にはUSDJPYを参考に計算しました。

USDJPYチャートより

出典:TradingView.USDJPY指数チャート.TradingView

11月度は円高で取引を終えたドル円相場でしたが、2021年最後の12月相場では円安で終えています。

12月の相場関連ニュース

年初来のパフォーマンスを振り返る

年末総決算というわけではありませんが、2021年の振り返りとして年初来の騰落率のみを列挙してみます。

ダウジョーンズ平均工業株価 18.72%
S&P500           26.89%
NASDAQ          21.38%
日経平均株価          4.91%
TOPIX           10.39%
ドル円            11.772円安

米国株であればダウ、S&P500、NASDAQでもパフォーマンスに開きが出ています。日経平均でもTOPIXでパフォーマンスに差が出ました。

またドル円に関しては11.772円の円安で終えています。

自身は米国株投資を中心に実践しており、主要3指数でのポートフォリオを検討し続けています。概ね今年の米国株相場は順風だったのではないでしょうか。

加えてドル円に注目すると、米国株買い付けにおいて円高であれば割安、円安であれば割高となります。逆に米国株評価益で考えると円高は評価損方向に、円安は評価益方向になります。2021年は年初来11.772円安方向へ進んだため、米国株評価益は増えましたが、買付にはやや割高感があります。

テーパリング後に注目集まる

中央銀行による資産購入量を逓減させていくテーパリング。

FRB議長によるテーパリングのスピードへの言及などで、少しマーケットが揺らぐことがありました。

テーパリングが終了すると、次は利上げへの移行にマーケット参加者は耳を研ぎ澄ませています。

インフレコントロールもあり、いつかは利上げへの移行を否めない状況ですが、ボラティリティの上がる局面でも自身のメンタルまで揺らがないように資産管理は入念に調整しておきましょう。

パフォーマンスに差異あれ、2021年初来上昇で終えたダウ平均や日経平均。来年度は頭を切り替えて相場を確認し続けていきましょう。

     

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