6月のNYダウ、日経平均、為替相場について解説します。

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6月のNYダウ、日経平均、為替相場について解説します。

CPI発表からFOMCまで、インフレで揺れ動いた2021年6月相場。

実際のマーケットについて、それぞれパフォーマンスを確認してみましょう。

☆投資にはリスクが伴います。しっかり情報収集して自己責任で行いましょう。

目次

6月のNYダウ、S&P500など米国市場

ニューヨークダウは0.1%の下落

ニューヨーク証券取引所、NASDAQ上場の30銘柄から構成されるダウ平均株価。5月28日終値は34535.91ドルに対して6月30日終値は34502.52ドルとなり、2021年6月度の騰落率は0.1%の下落となりました。

2021年初来からの騰落率は12.72%の上昇となりました。

騰落率算出にはDJIを参考に計算しました。

DJI指数チャートより

出典:TradingView.DJIチャート.TradingView.2021/7/1

6月7日から6月18日にかけて4%を超える下落を見せたニューヨークダウでしたが、月末までには少し持ち直しました。

なお相場の振り返りのために、先月の各インデックスのパフォーマンスについてまとめた記事も添付しておきます。

興味のある方はぜひご覧ください。

5月度の日経平均、NYダウ、為替相場の騰落率について解説します。

S&P500は2.22%の上昇

ニューヨーク証券取引所やNASDAQへ上場している代表500社から構成されるS&P500。5月28日終値は4204.12ドルに対して6月30日終値は4297.49となり、2021年6月度の騰落率は2.22%上昇となりました。

2021年初来からの騰落率は14.41%の上昇となりました。

騰落率算出にはSPXを参考に計算しました。

SPXチャートより

出典:TradingView.SPXチャート.TradingView.2021/7/1

2021年初来からの騰落率換算では、ダウ平均を上回りました。

NASDAQは5.49%の上昇

電子株式市場のNASDAQ。5月28日終値は13748.74ドルに対して6月30日は14503.96ドルとなり、2021年6月度の騰落率は5.49%の上昇となりました。

2021年初来からの騰落率は6.68%の上昇となりました。

騰落率算出にはIXICを参考に計算しました。

IXICチャートより

出典:TradingView.IXICチャート.TradingView.2021/7/1

好調が続いているナスダック指数。6月29日には14528.33ドルと最高値を更新しました。

6月の日経平均やTOPIXなど日本市場

日経平均は0.24%下落

日本の株式市場を代表する225銘柄で構成される日経平均株価。5月31日終値は28860.01円に対して、6月30日終値は28791.46円となり、2021年6月度の騰落率は0.24%の下落で終えました。

騰落率算出にはNI225を参考に計算しました。

2021年初来からの騰落率は4.9%の上昇となりました。

NI225チャートより

出典:TradingView.NI225チャート.TradingView.2021/7/1

今月の日経平均のパフォーマンスは微減。上値の重たい展開が継続しています。

TOPIXは1.07%上昇

東京証券取引所の全銘柄で構成されるTOPIX。5月31日終値は1922.98円に対して6月30日終値は1943.57円となり、2021年6月度の騰落率は1.07%上昇で終えました。

2021年初来からの騰落率は7.69%の上昇となりました。

騰落率算出にはTOPIXを参考に計算しました。

TOPIXチャートより

出典:TradingView.TOPIX指数チャート.TradingView.2021/7/1

6月のパフォーマンスは日経平均が0.24%下落と微減であるのに対し、TOPIXは1.07%上昇。また日経平均とTOPIXの年初来騰落率差異も2.79%程度と開いていきました。

為替ドル円レートは1.523円の円安

為替相場におけるドル円レートについて着目すると、5月31日終値は109.584円に対して6月30日終値は111.107円となり、2021年6月度のドル円レートは1.523円の円安で終えました。

2021年初来からの為替変動は7.789円の円安となりました。

騰落率算出にはUSDJPYを参考に計算しました。

USDJPYチャートより

出典:TradingView.USDJPY指数チャート.TradingView.2021/7/1

円安へ進んだドル円レート。6月30日終値でつけた111.107円は年初来最高値となりました。

米国市場や日本市場の動き

6月のFOMCとマーケット

6月はCPIなどインフレ統計発表から、FOMCに注目が集まっていました。

FOMCでは2023年の金利政策についても争点となりましたが、2023年ゼロ金利政策解除を適切とするメンバーが7人から13人へと増加しました。

また、2023年に0.25%の利上げが2回あることも示唆されました。

FOMC後に4%を超える下落を示したNYダウでしたが、6月末には少し持ち直し、今後は金利政策に関してどこまで株価に織り込まれているのかが注目されます。

7月米国雇用統計に注目

7月の直近で注目すべきは7月2日の米国雇用統計。

予想と実測値の差異、そして統計データと実体経済の照合を加味して、テーパリングや利上げの動向についてもマーケットが注目しています。

米国雇用統計発表、そして今後のマーケットをしっかりと注視していきましょう。

FOMCで少し変化のあった2021年6月マーケット。今後も統計指標に注目して自身ポジションを考えよう。

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