米国株投資の決算評価で大切なカンファレンスコールの使い方とは

米国株投資の決算評価で大切なカンファレンスコールの使い方とは
       

上場米国企業が決算発表毎に提示する『カンファレンスコール』。

今日の記事ではそんなカンファレンスコールの使い方について詳しく解説していきます。

☆ 投資にはリスクが存在します。余裕資産と自己責任の負える範囲で検討しましょう。

目次

カンファレンスコールとは

決算情報の詰まったカンファレンスコール

単純に和訳されると『電話会議』となるカンファレンスコール。

でも米国株投資家にとっては、少し違った意味が存在します。

米国株投資におけるカンファレンスコールとは、四半期決算など決算毎にその会社の担当者から業績、今後の見通しなどを伝達してくれるものになります。

なので米国株投資家は決算発表時期においてカンファレンスコールを注目しています。

そして、対象銘柄における会社の株価評価のツールとして利用しています。

そんなカンファレンスコールですが、日本人投資家だとちょっと気になる点があります。

それはフル英語で聞き取る必要があるということです。

カンファレンスコールはフル英語

気になる点それは米国企業であるがゆえに、カンファレンスコールは『フル英語』であるということです。

英語が得意な方であれば支障ないのかもしれませんが、そうでない日本人投資家も多いはず。

またカンファレンスコールでは、それぞれの会社の商材、業界、会計用語など専門的な言葉も飛び交い、理解にも一定の知識が必要です。

そんなカンファレンスコールですが、直接『聞く』以外にもその重要な決算情報を取得する方法があります。 

カンファレンスコールをテキストで見るのもアリ

それはカンファレンスコールを『テキスト』で確認するという方法。

通常カンファレンスコールはIR情報を公開してくれているウェブサイトを訪問してその内容を視聴することができます。

またカンファレンスコールを視聴するために、アカウント登録が必要なところもあります。

ですが次章で紹介するウェブサイトを使えば、各企業のカンファレンスコールをテキスト情報として確認することができます。

その使い方を確認していきましょう。

詳細なカンファレンスコール情報を得るには

テキストで見れるmotely fool

カンファレンスコールのテキスト情報は『the motley fool』というウェブサイトで確認することができます。

【the motley foolへの入り口はこちら】

the motley foolは無料でカンファレンスコールに関する情報を取得することが可能です。

また着目銘柄の株価、記事なども閲覧することができます。

the motley foolでカンファレンスコールのテキスト情報を見るにはいくつかの操作が必要です。

簡単ですので次章で確認していきましょう。

まずはmotely foolへアクセス

まずはthe motley foolへアクセスしましょう。

motley foolでカンファレンスコールを見るためにティッカー検索

出典:the motley fool

次にやる操作は銘柄の検索。左上にある検索ボックスへティッカーシンボルを入力してみましょう。

アップルなら『aapl』で検索することができます。

任意の銘柄を検索して、投資情報が出てきたら次はカンファレンスコールを見に行きます。

Earningsタブから閲覧する

対象銘柄の投資情報が出てきたら、下へスクロールしてみましょう。

motley foolでカンファレンスコールのテキスト決算情報を見る

出典:the motley fool

するとタブを選択する画面が出てくるので、『Earnings』タブを選択します。

そして上記画面のように『Earnings Call transcript』へのリンクが表示されるので、見たいものを選択しましょう。

たとえば上記画像の一番上では、2022年7月28日のカンファレンスコール情報が表示されます。

なお利用中のPCによっては上記のようなタブでなく、左側カラムに『Earnings Transcripts』が選択として表示されるので、そちらからも確認することができます。

そしてテキストで決算情報を見れると便利なのが『google翻訳』。フル英語のカンファレンスコールも日本語へ訳してしまえば、詳細な情報を得ることができます。

更に米国株決算情報を効率的に取得するには

米国株決算発表カレンダーを確認

カンファレンスコールは最新のものを出来るだけ早く情報収集することが必要となります。

そのためにも決算発表日を知っておく必要があります。

なお決算発表日は各企業により違っており、気になる企業はあらかじめ調べておきましょう。

なお米国株の決算発表日の調べ方については過去記事でも紹介しています。

よければ参考にしてみてください。

【2022年度の東京や米国株式市場カレンダーをまとめました。】

決算毎にガイダンスepsと売上を確認

決算発表日を確認したら、ガイダンスepsや売上にも注目してみましょう。

決算でいうところのガイダンスとは、業績見通しを示したもの。

業績により売上や利益が確定し、そして一株あたりの利益であるepsも推し量られることになります。

投資家はそういった情報を評価しつつ、株価が割安か割高かを判断しています。

そんな各企業における決算発表毎のガイダンスeps、売上の調べ方については過去記事でも紹介しています。

気になる方はぜひチェックしてみてください。

【米国株投資のための決算発表日やEPS検索に役立つサイトを解説】

米国株投資はカンファレンスコール情報を収集して、株価評価へ役立てよう。