仕事を辞めたいときはまず相談、休職制度、異動願を検討してみる

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仕事を辞めたいと思ったとき、まず取り組むべきことを解説します

会社員をしていると多かれ少なかれ皆ストレスに晒されます。

人によっては退職を考える方も多いのではないでしょうか。

今日はそんな悩める会社員に、辞める前に検討すべき行動について紹介していきます。

目次

仕事を辞めたい理由を洗い出す

人間関係で仕事を辞めたい

たいていの会社員は『仕事を辞めたい』を一度は思ったことがあるはず。辞めることは悪いことではありませんが、まずは仕事を辞めたい理由を洗い出すことが大切です。

辞めたい理由で一番多いとされるのが『人間関係』。営業職などコミュニケーション自体が仕事の人もいれば、機会を相手に仕事をする人もいますが、会社員たるもの社内での人間関係はどちらも存在します。

人間関係で悩む人は多い…と、会社員の共通の悩みであることを覚えておきましょう。

仕事ができないので辞めたい

他に仕事を辞めたい理由として多いのが、『仕事ができないので辞めたい』といったものも多いようです。

自身の希望や経験に根ざした仕事へ従事出来ていれば、こういった不満は出にくいもの。しかし所属部署や割り当てられた仕事にミスマッチがあると、仕事の習得が芳しくないこともしばしばです。

ただ社会人で同じ会社に3年ほどいれば、たいていの仕事は慣れてきて効率化出来てきます。

『この仕事は向いてないから身につかない』と早合点せず、ある程度は慣れや時間が解決してくれることが多いことも覚えておきましょう。

ストレスで仕事を辞めたい

多大なストレスも仕事を辞めたくなる理由のひとつです。ストレスの原因は前述した人間関係、職務能力不足など様々なものが挙げられます。

ちなみにストレスはいかなる仕事でも免れえるものではありません。逆に言えばストレスの原因となるストレッサーへの対処方法を確立すると、実は仕事能力の改善やメンタル面の安定につながることもあります。

それではストレスを上手くコントロールして、『仕事を辞めたい』と思ったときに、上手く対処していく方法について確認していきましょう。

仕事を辞めたい時の対処法

有給取得などで休息を取る

仕事を辞めたいと思ったとき、まずすべきことは休息を取ることです。

可能であれば有給休暇を積極的に取得して、仕事から離れる時間を作ることも肝要です。そして仕事から離れたプライベートの時間は、いっさい仕事のことは考えないようにしましょう。

家でも職場でも常に仕事のことを考え続けられる方は一定数いますが、多くの方はプライベートな時間と仕事の時間を切り分けているはずです。

つまり『仕事を辞めたい』と思ったときは、まずは疲れのサインとして自覚してみて、休息を取るよう心掛けましょう。

異動願の相談を検討する

前述した『仕事ができないので辞めたい』と思ったのなら、ひとつの手は異動願の相談を上司へ持ちかけてみることです。

適材適所ということばがあるように、逆にいえば職場によってはミスマッチが起こり得ることが考えれます。

ミスマッチで会社を辞める前に、出来ることはたくさんあります。そして部署異動は自身の才能を活かすチャンスの可能性も存在します。

異動願の上司への相談の持ち掛けや少しエネルギーがいるかもしれません。ですが自身の将来、そして心のケアなどへつなげるためにも検討してみましょう。

必要に応じて休職制度も検討する

ストレスによって仕事の継続が困難なら、長期の休みのための休職制度や傷病手当金の制度も検討しておきましょう。

休職制度は就業規則の定めの中で、会社と相談した後に取得できる制度です。

休職制度の要件は下記のようなものがあります。該当要件を満たすかについても、会社と相談しましょう。

□ 傷病休職
□ 自己欠損休職
□ 起訴休息
□ 組合専従休息

傷病手当金は健康保険被保険者で、病気療養のために仕事をすることが困難な方が取得できる手当金です。

傷病手当金の取得要件として

□ 病気のため労務不能であること
□ 労務不能の判断は医師の意見や業務内容により勘案される
□ 4日以上連続して休んでいること
□ 給与の支払いがないこと

が挙げられます。

また傷病手当金の支給金額は一日当たり

支給開始日以前12か月間の各標準報酬月額の平均した額 ÷ 3 × 2

となります。ただし支給開始日以前の期間が12か月に満たない場合、傷病手当金の額も変わってくるので注意しましょう。

仕事を辞めたい時にはまず相談

友達に相談して客観的な意見をもらう

仕事を辞めたいと思ったら、あまり抱え込まずに相談してみても良いでしょう。

オススメの相談相手は、社外で同期もしくは年の近い友達です。社内の上司や同僚だと、社内評価や空気感的に少し相談し辛い場面もありますからね。

家族ももちろん良い相談相手ですが、親だと年齢差そして仕事に対する意識の差もあって、有効なアドバイスが必ずしも得られないことがあります。

いずれにせよ、自身で悩むよりまずは相談を心掛けましょう。

気持ちを整理することが大切

仕事を辞めたいと思ったとき、もうひとつ大切なのは気持ちを整理すること。

『何が原因で辞めたいのか』をある程度ハッキリさせないと、満足する決断はできません。相談が大切であるという理由は、客観的な意見をもらって気持ちを整理して、自身の将来を建設的に考えるところにあります。

仕事を継続するにせよ、退職するにせよ、自身が後悔することのないようある程度の手を打ってから、決断するようにしましょう。

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