動画編集ソフト『Aviutl』には、動画の魅力をアップさせる色んなアニメーションが揃っています。
中でも『点滅』アニメーションは単純ですが、オブジェクトを際立たせてくれる大切な要素です。
本記事ではそんな点滅アニメーションの追加方法、調整方法について詳しく解説していきます。
○ Aviutlには効果的なアニメーションがたくさん
○ 点滅アニメーションで表現方法をアップできる
○ 点滅アニメーションで調整できること
◇ Aviutlで点滅アニメーションを付与するには
○ Aviutlでオブジェクトを追加
○ アニメーションから点滅を選択する
○ 点滅の速さを変えてみる
◇ まだまだある点滅アニメーション効果
○ 点滅割合を変える
○ 点灯速度を変えてみる
○ 消灯速度も変えられる
Aviutl動画編集のアニメーションを理解する
Aviutlには効果的なアニメーションがたくさん
無料から便利に使える動画編集ソフト『Aviutl』。
動画の分割や追加、テロップ入れまで何でも簡単にこなしてくれます。
中でも嬉しいのが『アニメーション効果』。
編集ではいろんなオブジェクトを追加しますが、それらを装飾してくれるアニメーション効果が、Aviutlにはたくさん用意されています。
たとえばテロップの文字を震わせてみたり。
画像の縦横比を動的に変えたりなど、いろんなアニメーション効果が存在します。
そんな枚挙にいとまがないAviutlのアニメーション効果。
覚えておいて便利なのが『点滅』エフェクトです。
点滅アニメーションで表現方法をアップできる
『点滅』にはいろんな用途があります。
単純なところでいえば蛍光灯など『灯り』を意味するオブジェクトへ、点灯する様子をアニメーションとして表現する。
寝起きの『瞬き』を点滅エフェクトで表現してみる。
オブジェクト間の比較して、点滅させて強調する。
などいろんな用途、そして表現方法へつながります。
さて、そんなAviutlの点滅アニメーションですが追加方法は簡単です。
まずはその概要を掴んでみましょう。
点滅アニメーションで調整できること
Aviutlで点滅アニメーションで調整できることはたくさんあります。
列挙すると下記の通り。
1.点滅の速さ
2.点滅割合
3.点灯速度
4.消灯速度
ざっとこれだけ調整可能な項目があります。
デフォルトの点滅アニメーション効果でも十分に効果は発揮してくれます。
ですが少しの調整で表現の幅は広がります。
ということで次章では、点滅アニメーションの追加方法、そして調整方法について細かく見ていきましょう。
Aviutlで点滅アニメーションを付与するには
Aviutlでオブジェクトを追加
Aviutlで点滅アニメーションを確認するために、まずはソフトを立ち上げてオブジェクトを追加しましょう。
今回は点滅効果を付与するオブジェクトとして、『図形』を追加してみました。
図形を追加するためには、まず拡張編集タイムラインで右クリック。
そしてメディアオブジェクトを選びます。
リストから『図形』を選びましょう。
今回はこの図形へ、点滅アニメーションを追加します。
アニメーションから点滅を選択する
アニメーションを追加するには、図形オブジェクトを選択した状態で、右上の+ボタンをクリックします。
そしてリストから『アニメーション効果』を選択しましょう。
すると図形オブジェクトへアニメーションが追加されます。
アニメーションはドロップダウンリストがあり、その中から『点滅』を選びましょう。
これで図形オブジェクトへ点滅効果を付与することが出来ました。
せっかくなので点滅アニメーションをもう少し調整してみましょう。
点滅の速さを変えてみる
点滅アニメーションは速さを変えられます。
速さは文字通り、点滅回数を制御できます。
この数値は0~15までで可変であり、1秒間あたりの点滅回数を制御できる構造となっています。
自信の狙ったアニメーションとなるよう、調整してみましょう。
まだまだある点滅アニメーション効果
点滅割合を変える
点滅アニメーションでは『点滅割合』も調整することが出来ます。
点滅割合は『点灯』している時間。
そして『消灯』している時間を調整することになります。
たとえば数値を『60』にしてみます。
すると点灯している時間が60、消灯している時間が40と相対的に点灯時間を調整することにつながります。
点灯速度を変えてみる
点滅アニメーションでは、『点灯速度』も変えることが出来ます。
点灯速度は暗い状態から、明るい状態へ点灯するまでの速度を調整することが可能です。
数値が低いほどゆっくりと点灯。
そして数値が高いほど素早く点灯します。
上限値は100なので覚えておきましょう。
消灯速度も変えられる
最後に点滅アニメーションで覚えておきたいのが『消灯速度』。
こちらは点灯速度を逆になります。
つまり数値が低いほど、ゆっくりと暗くなります。
そして数値が高いほど、素早く暗くなるといった仕組みです。
これら調整方法を覚えておくと、いろんな表現方法が可能です。
『点滅』アニメーションを使って、オブジェクトを上手に際立たせていきましょう。