以前に税金の記事でも少し触れましたが、副業で稼げたら確定申告が必須です。今回の記事では確定申告の概要や注意点について紹介します。
確定申告とは
確定申告とは、自身の所得に応じて納める税金を計算し、そして納税するまでの一連の作業を指します。会社員だと所得税は源泉徴収され、各種控除なども年末調整という形で納税額が決まるのでなじみのない方も多いことでしょう。
しかし心配は無用です。慣れるとそんなに手間はかからなくなります。そして様々な控除を目の当たりにすることで、自身の手残りの金額を増やす勉強にもなります。気負わず確定申告について学んでみましょう。
○ 会社員はまず源泉徴収票を確認
会社員の方は1月になると、前年度分の年収より算定された源泉徴収票をもらえます。そこには年収、課税所得額、納付済み社会保険料、源泉徴収された所得税が記載されています。
いずれの項目も確定申告には必須の記載事項です。確定申告表を作成する際には、源泉徴収票を手元に置いて確認しながら作ることとなります。
○ 副業で稼いだ部分を確認
続いて副業で稼いだ金額、所得科目についても確認しておきましょう。以前の記事で紹介したアフィリエイト、youtuberで得た報酬は、自身が調べた中では『雑所得』扱いとなっていました。
確定申告表で記載する際には、その副業収入を記した明細表が必要になります。各副業の年間収入明細については、それぞれ確認しておきましょう。
○ 確定申告書を作成・申告する
確定申告書の作成および申告方法にはふたつあります。任意の申告書の書式を用意して記載し、作成した用紙を送付する方法。もうひとつはe-taxを利用して、必要な所得を入力し、インターネット経由で申告する方法です。
ちなみにe-taxの利用には事前準備が必要です。「マイナンバー方式」、暫定利用可能な「idパスワード方式」など詳細に関しては、以前の『副業にかかる税金』で触れていますので、よければそちらも参考にしてみてください。
自身で可能な申告方法を選択しましょう。
確定申告で困ったら
確定申告が慣れない内は要領を得ず、作成に関して頓挫してしまい困ることもあるでしょう。でも心配はありません。確定申告をサポートしてくれる心強い味方がいます。
○ 記載例などを参考に
確定申告で調べると、国税庁のタックスアンサーをはじめ、申告に必要な情報をたくさん入手することが可能です。
また、申告用紙には項目が多く、どこに何を記載するか最初は迷われるかもしれません。そんなときには記載例がを参考に作成してみましょう。例示通りに記載、計算すれば所得税額が確定するはずです。
○ 税務署へ聞こう
確定申告で困ったときに、一番確実なのは税務署へ聞くことです。電話や国税局で相談に乗ってくれます。なお、国税局に赴いての個別面談は事前予約が必要となっています。
あらかじめタックスアンサーなどインターネットで情報を収集し、質問を集約した後で相談するのがベストです。
副業で稼ぐ上で必須の確定申告。しっかり申告して健全な副業運営を展開していきましょう。