仕事で役立つスキルのひとつ『思考の言語化』。
思考を言語化する習慣を身に付けると、仕事のパフォーマンス向上、コミュニケーション技術のアップにつながります。
本記事でぜひ思考の言語化の手法を身に付けて、ビジネススキルの向上に役立ててください。
○ 思考を言語化するメリットとは
○ 感情を言語化することはストレス対策にも
○ 思考の言語化は現代人に必須のスキル
◇ 思考を言語化するトレーニング方法とは
○ 紙に書き出して思考を言語化する
○ 考え事をパソコンやスマホに入力する
○ 5w1h定型文など言語化を効率化する
◇ そのほか仕事で役立つビジネススキル
○ メンタルブロック解除でひとつ上行く人材に
○ ペルソナマーケティングを習得する
○ コンピテンシー能力を高める
○ 思考の言語化に役立つ動画も作成しました
仕事で役立つ思考の言語化
思考を言語化するメリットとは
思考や感覚、感情などを整理して言語化できれば現在を生きるビジネスパーソンに大きな武器となります。
たとえばどんな業種でも必要な『営業力』。
自身が思考していること、感覚的に伝えたいことを上手く言語化できれば、営業力アップにもつながります。
また自身が言語化の訓練を積むことで、相手が言わんとすることを言語化して、相互理解に役立たせることも可能です。
このように言葉による折衝の多い『営業』という仕事で、思考の言語化が役立つのはなんとなく創造がつきやすいと思います。
ですが思考の言語化のメリットはそれだけに留まりません。
たとえばその他にも自身のメンタルコントロールにも役立ちます。
感情を言語化することはストレス対策にも
なにかと仕事によるストレスで疲弊する現代人。
そんなストレス対策においても、思考の言語化は役立ちます。
ストレス対策が上手くいかない原因には『ストレスの正体が分からない』、『ストレスの解消方法分からない』といったものが挙げられます。
たとえば仕事をしたことをある方ならば一度は経験したことのあるジレンマ『残業代と自由時間』について考えてみます。
このジレンマは残業をすれば割増賃金がもらえるメリットがある一方で、自身が退社可能であった時間を削って仕事をするので自由時間が減ります。
もし残業へもやもやとしたストレスを感じているならば、思考を言語化してみるのが有効です。
たとえば『残業のストレスをどう考えればよいのだろう…』ともやもやしたものがあれば、残業の長所と短所を書き出してみましょう。
① 残業をすると割増賃金がもらえる
② 残業をすると自身の自由時間が減る
そして自身が『お金』と『時間』どちらを大切に考えているかも書き出してみましょう。
① 買いたいものがあるから残業で稼ぎたい
② 趣味に充てる自由時間を増やしたい
こういった思考の言語化過程を経ると、『残業を断るか、前向きに取り組むか』といった選択肢が具体的になります。
このように思考を言語化するとしないとでは、ストレスへの対処スキルも大きく変わってきます。
思考の言語化は現代人に必須のスキル
上記のように結論から言えば、思考を言語化する力は現代人に必須のスキルとも言えます。
それでもいきなり上手く自分の気持ちは言語化できないもの。
思考の言語化は普段のちょっとした心がけで、誰でも今より上手く能力を上げることが出来ます。
たとえば思考を言語化するには、下記のような生活習慣が有効です。
① 紙に書き出して思考を言語化する
② 考え事をパソコンやスマホに入力する
③ 5w1h定型文など言語化を効率化する
これら習慣付けはお手持ちのペンと紙、そしてスマホがあれば簡単に身に付きます。
次章ではそれら思考の言語化のための、習慣付けのやり方について具体的に解説していきます。
思考を言語化するトレーニング方法とは
紙に書き出して思考を言語化する
まずは思考を言語化するトレーニング方法その①『紙に書き出す』。
オススメは『箇条書き』。
たとえば『転職したいなあ…』といったもやっとした願望があるならば、紙に書き出して『やることリスト』みたいなのを作るといいかもしれません。
もやっとした転職希望に対する、思考の言語化の例を挙げると
◆ 求人検索をする
◆ 年収、希望地、転職希望時期でフィルターをかける
◆ 直接かエージェント経由か応募方法を決める
◆ 応募書類を準備する
◆ 身だしなみなど、面接に必要な環境を整える
など紙に書き出して列挙すれば、自身の取りうるべき行動も明らかになります。
また、現代人であれば言語化ツールは紙でなくスマホやパソコンを使うのも有効です。
考え事をパソコンやスマホに入力する
次に紹介する思考を言語化するトレーニング方法その②『考え事をパソコンやスマホへ入力する』。
普段よく面と向かっているパソコン、お手持ちのスマホなどへ考え事を入力する癖をつけると、ビジネスにおける『アイデア出し』に役立てることが出来ます。
筆者もこういった生活習慣でアイデア出しを実践しており、ブログ記事のテーマを考えたりしています。
たとえばニュースを視聴したり、SNSでコミュニケーションを取っていると、流行りのキーワードを見つけることがあります。
そしてパソコンやスマホへ簡便にキーワードを入力しておいて、後で調べ直して記事にしたりします。
また、スマホへのアイデア出しには『to do リスト』アプリを使うのも有効です。to do リストアプリを使うと、アイデア出しのほか仕事の進捗管理にも使えて便利です。
そんなスマホの『to do リスト』アプリの使い方に関しては、過去記事でも紹介しています。
興味のある方はぜひご覧ください。
5w1h定型文など言語化を効率化する
最後に紹介する思考を言語化するトレーニング方法その③『5w1h定型文など言語化を効率化する』。
思考や感情の言語化も、効率化することで自然体としてその習慣が身に付きます。
たとえば5w1h定型文を用いた言語化では、以下の内容を盛り込みます。
what 何を
who 誰に
where どこで
when いつ
why なぜ
how どのように
たとえば『商材Aを新規に開拓営業したい』といった思考や希望を、5w1h定型文で言語化すると
what 商材A
who 取引実績のない業界B
where C県内
when 1年以内に
why 自社製品の新たなマーケット開拓のため
how 訪問、メール、zoomで営業する
といったように、営業対象や期限、手段などが明らかとなります。
このように思考の言語化で定型文を用いることは、限られた時間でパフォーマンスを発揮していく上で有効です。
そんな仕事に役立つ5w1hのやり方、考え方についても過去に詳細な記事を書いています。
興味のある方はぜひご覧ください。
そのほか仕事で役立つビジネススキル
メンタルブロック解除でひとつ上行く人材に
仕事で大切な『思考の言語化』ですが、それを阻む要素もいろいろと存在します。
たとえば『メンタルブロック』。
メンタルブロックは「〜はうまくいかないかも…」、「〜は望めないかもしれない」といった悲観的な気持ちにより、建設的な行動を推し進めていけない心理状況を指します。
そしてこのメンタルブロックにより、思考の言語化が上手いいかないことも…。
ですがメンタルブロックの正体、そして向き合い方を知れば、そのメンタルブロックを解除して建設的な考え方を獲得していくことが出来ます。
そんなメンタルブロックへの対処方法に関しては、過去記事でも紹介しています。
ひとつ上ゆくビジネススキル獲得のためにも、ぜひご覧ください。
ペルソナマーケティングを習得する
もうひとつビジネススキルのアップデートで覚えておきたいのが『ペルソナマーケティング』。
マーケティングでいうところのペルソナとは、『詳細に設定した顧客像』を指します。
それら顧客像を出来るだけ具体化すれば、自身の商材を売り込むべき相手が明らかになってきます。
たとえば自身も副業ブログでは、記事の反響により『どんな読者に届いたか』を評価しながら、ペルソナを設定しつつ記事を投稿しています。
そんなペルソナの設定方法、活用方法なども記事にしました。
仕事や副業でのマーケティング技術を向上させるためにも、ぜひご覧ください。
コンピテンシー能力を高める
コンピテンシーは、個人が持つ能力や総合的なスキルセット。
これには専門知識、コミュニケーション能力、問題解決能力、リーダーシップスキルなどが含まれたものを指します。
今回紹介した感情の言語化能力と共に、コンピテンシー能力の活用は、個人の成長や組織の成功に不可欠ものといえます。
そんなコンピテンシー能力の高め方に関しても記事にしてみました。
現代社会を生き抜くために。人材価値を高めたい方はぜひご覧ください。
思考の言語化に役立つ動画作りました。
今回の記事内容を視聴しやすい動画として作成しました。
youtubeチャンネル『転職副業で自由な生活』でも転職、副業に関する情報を発信しています。
興味のある方はぜひご覧ください。
思考の言語化を習慣化して、仕事に役立てよう。